03.指導者に出逢える奇跡〜クラシック・バレエの場合
高校を卒業した娘が、今も(なんとか)続けているバレエを始めたのは、3歳のころ。
先生が踊らないバレエ教室
おそらく、多くのバレエ教室では、バレリーナ然とした先生が見本を踊ってくださると思うのですが、娘の教室は違いました。
先生が、娘の祖父母の世代のご夫婦だったからです。
しかも、奥様が病気で亡くなられてからは、いわば「おじいちゃん先生」が教えてくださっていました。
女性らしい動きのお手本を見る機会は皆無、という状況で、子どもたちが踊れるようになるって、すごいことですよね。
神業にあふれるレッスン
私はレッスンを見学するたびに、先生の卓越した言語化能力と的確な指導力に感動していました。
「ここの力を抜く」
「ここに力を入れる」
「ここを伸ばす」
生徒さんの身体の一部を先生がちょいちょいっと触れると、姿勢や動きが見違えるほど変わるのです。
「ここからここを、〇〇するように動かすよ」
先生が上半身を少しだけ動かして見せてくださる見本が、それはそれは美しくて。
先生はがっしりした体型でいらっしゃるのに、女性にしか見えない……
頭の先から指の先まで、頭の傾きや目線までもがなめらかに流れるような動きに、ため息が出たものでした。
「キレイな先生に憧れる」
という要素なしに娘がバレエを続けてこられたのは、神業をもつ先生に出逢えたからこそ、なのです。
声を荒げることなく、いつもニコニコ&ニュートラルで、ふっくらしたおなかのイメージそのままの包容力がある先生。
思春期のせいか体型が変わってきた生徒さんに
「黒いレオタードやのうて、白いのにせんと、笑」
とユーモアでアドバイスされたりもします。
きっとバレエの世界にはいろんな先生がいらして、お教室によって雰囲気が違うのだろうと思います。
某コンクールの会場で、先生らしき女性が、
「うちの教室では生徒に炊きたてのごはんを食べさせないのよ」
とおっしゃっていたのは衝撃でしたから。
「太らないように冷やごはんを食べさせてくださいって、お母様方にお願いしているの」
だそうです。
出逢いに感謝
・「好き」に出逢う
・「好き」をサポートしてくださる方がいる
・「好き」を楽しむ仲間がいる
・「好き」を続けられる
奇跡に感謝です ♪
バレエのレッスンを見るのが大好きだった ☆ 御影石 千夏でした
(中学生にもなると「見に来ないで」って言われちゃうんですよね ^^;)
「エフィカシー式」認定コーチ
御影石 千夏
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