「サンタクロースは俺だ」と言いたかったのかな?〜子どもに見させたかった夢が敗れたとき
私にとって、我が子にサンタクロースの存在を信じてもらうのは重要なことでした。
両親がサンタだと知った小学生のころ、「妹には言わないで!」と幼なじみ達に頼んだくらいですから▼
それなのに……
子どもたちが10歳前後のころ、夫があっさりバラしてしまったのです。
夫婦で違った「クリスマス・プレゼントに求めること」
私も夫も、「子どもたちのために」という想いは同じでした。
ただ、どういう点で子どもたちに喜ばれるか?という観点が違ったんですね。
私は、潜在ニーズの掘り起こし的なものを目指していました。
つまり、自分ではほしいと思っていなかったけれど、もらってみると、「いいな!これ」と実感できるようなものです。
私自身、「サンタさんにお願いしたのはコレじゃない!」と泣いたこともあるので、プレゼント選びには細心の注意を払ったものです。
英語の絵本シリーズなど、私の想いが強すぎて、空振りしたこともありますが ^^;
一方、夫は、実用性最重視。
子どもの欲しいものリストの中から、日々の生活に役立つ逸品を選ぶことに重きを置いていました。
私が選ぶプレゼントに納得がいかなかったのか、あるとき夫が言いました。
「今年は俺が選ぶ」
で、どうなったかというと……
「今年のサンタはパパやろ?」
子どもたちにバレてしまったんです、泣。
「今年のサンタはパパやろ?」
確信を持った表情の息子から言われました。
なんでも、「腕時計がほしい」と言っていた息子に、夫がWebサイトを見せながら、一緒に探したんだそうです。
「クリスマス・プレゼント、〈どれがいい?〉ってパパが訊いたヤツやったもん。妹のも」
息子だけでなく、2歳下の娘にも同じことをしたと聞いて、
「なんてことするのー!?」
私は涙が出るほど悔しい思いをしました。
そんなふうに考えていた私には、衝撃の事件でした。
あまりにショックで、息子になんと答えたか、覚えていないくらいです^^;
夫としては〔サンタクロースは俺だ〕と行動で示すことで、子どもたちから
「パパ、ありがとう」
と言ってもらいたかったのかもしれません。
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麦原ひろみさんの愛にあふれる記事に涙ぐみ、10年ほど前のクリスマスを思い出して綴りました。
あなたのドリームサポーター
御影石 千夏
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