05.大学の公募制推薦入試〜動転していたのは私、息子は落ち着き払っていました
2年前、息子の大学受験(公募制推薦)に1泊2日で同行しました。
「01.息子の合格を心から信じで、母である私がやったこと」
「02.母として小論文・面接をサポートできたかもしれないこと」
「03.最大限のパフォーマンスを出すために母親ができること」
「04.子どもの問題に手を出さない母親になりたい」
の続編です。
試験の朝に大失敗
試験前日にふたりで下見を済ませたので、当日は電車を降りる息子に手を振る予定でした。
が、私はふと気が変わって、大学に向かうバス停までから見送ろうと思い立ちました。
「こっちだよね」
とバス停に向かったのですが、予定を時間を過ぎてもバスが来ません。
「おかしいねえ……」
バス停の前で、母親と娘と思しきふたり連れがタクシーに乗りこむ姿を見て、
「あっ!!」
2つあるバス停を間違えていたんです。
「ど、どうしよう。
次のバスで間に合うのかな?
あ!あっちのバス停に来るみたい。
1分後!?走る? いや、無理かな。
タクシーを捕まえる?!」
私ときたら、すっかり気が動転してしまっていました。
対する息子は落ち着いたもので、同じバス停で次のバスを待つことに決めます。
結構ギリギリ……
大丈夫かな……
胸がザワザワする中、息子を見送りました。
最強にアウェイのなかでの小論文
試験後、息子に聞いたところによると、
・道が混んでいて大学になかなか着かなかった
・バス停から試験会場まで走った
・駆けこんだら、一番最後の入室者だった
・受験生全員から「なにアイツ」って顔で見られた
なんたること!
私が間違ったバス停に誘導しちゃったせいだよね。
きっと息子ひとりだったら、ちゃんと自分で確認して正しいバス停を選んだはずだもの。
私が余計なことをしてしまった……
心から謝罪しました。
でもね。
そんな状況にもかかわらず、息子は全然、怒ってなかったんです。
「なにアイツ」って空気に居心地の悪さを感じたものの、それを怒りに変えて私に向けることがない。
感動しました。
もしも自分が同じ立場だったら、母親に対して怒り心頭!
小論文などかける状態ではなかったはずです。
息子の精神性の高さに、ため息が出るほどしびれました。
子どもって、親の想像を遥かに超えて成長していくものですね。
親も子どもも対等なひとりの人間。
それを教えてくれる息子に感謝です。
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あなたのドリームサポーター
御影石 千夏
▼息子が私に気づかせてくれたこと(記事抜粋)
▼家族も自分も幸せになる秘訣を綴っています(Kindle Unlimited対象)
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