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アート小説紹介
お読みいただきありがとうございます。
11月9日まで読書週間です。
という事で今日も本の紹介です。
独断と偏見で選んだ本を紹介していきます。
今回は、芸術の秋ということで、絵に関する小説を紹介します。
『楽園のカンヴァス』 。著者は原田マハ先生です。
山本周五郎賞受賞作。
作者自身もキュレーターをされていたためか、描写がリアルです。
ルソーが描いた「夢」を中心に物語は展開していきます。
一枚の絵の背景には、たくさんの人がかかわり、さまざまな出来事があったはずです。
絵を知識無しに鑑賞することも、
先入観をなくすといった点でよいかもしれませんが、
時代背景、画家の生い立ちを知ることで、
より深く絵を理解できるでしょう。
一枚の絵とゆっくりじっくり向き合いたいな、と思える作品です。
他のアート小説に、『ジヴェルニーの食卓』や『暗幕のゲルニカ』などもありますので、興味のある方は読んでみてください。
(アート小説以外もおすすめの作家さんです)