見出し画像

【認知症】関わってきて思うこと


今日は認知症について思うことを簡単に。スタバの新作わらび餅のやつを飲みながら書きます。



認知症とは

知っているよって方も多いですし、この辺の知識をつらつらと全部書くつもりはありませんが、簡単に。
・アルツハイマー型
・血管性
・レビー小体型
・前頭側頭型
の種類があり、症状が違ったりします。

また、単純に「何もわからなくなった」「子供に戻った」とかではなく、病気ではなく、症状です。

また、中核症状と周辺症状があります。中核症状は記憶が出来なかったり、認識が出来なくなったりします。よく切り取られるのが、周辺症状の徘徊、帰宅願望、ご飯食べてない等の症状にわけられます。(もっとあります)

介護の仕事をして勉強になったことと、思うのは、人により症状は人それぞれで、ここまでは覚えてるけどここからが覚えられなくなっている。ここまでは出来るけど、ここだけ出来なくなった、認識できなくなった。

その差というのは、一人一人本当に違って、介護職はそれを見極める必要があり、それを深く考えながら仕事をすることが大事だと思っていますし、在宅介護ではなかなか難しい部分もありますが、その知識があるかないかで、負担が変わるとも思っています。


治す薬はない

ちなみに認知症を完全に治す薬はないとされています。最近2023年に新薬ができましたが、それもアルツハイマーの初期のみに使えるとされており、使う人は限られてるみたいですね。

だから、遅らせる薬を使いながらか、使わずして関わり方で対処し、生活していくしかありません。ただ、関わり方で改善することは、介護する側としては、「面白い」と感じるか「大変か」と感じるかで負担が大きく変わってくると思います。トライ&エラーを繰り返さないとわからないことも多いからです。

なので、在宅で大変と感じる方は、考え方を変えるか、そこをしっかり考えてくれる介護職員、ケアマネジャー等にに頼ったりしていく必要があると思いますね。



症状の対処

ここで、周辺症状等は改善されることもあります。全てに意味があるのです。それを探します。一つだけ例をあげてみます。
・徘徊
徘徊はよく施設でありました。自分が他のことを最優先以外は、見守るか、側についてお話しします。言動から、例えば人を探している、物を探している、いつも散歩の習慣があったから散歩している、ここがどこかわからなくなったから不安で歩いている。etc

普段のその方の認知度から、馴れ馴れしく話すのか、初めて会ったように話しかけるのか、も考えます。

その方に対して、改善される方法を一緒に考える、人や物を探すか、もしくは今改善されなくても、お茶を飲んで落ち着かせる、違うお話をしてその思考から離すのか、違う物事が終わってからか、とりあえず傾聴なのか、どれで解消されるのか、理由をとにかく解消すると、その症状は落ち着きます。

その方にストレスをかけると、悪化します。ストレスも認知症の原因です。

さらに、その理由が毎回だとわかれば、事前に対処が出来ます。ここまで出来れば、徘徊はなくなる方向へ持っていくことも可能です。

一例にすぎないし、簡単なことではありません。誤解招きたくないので、実際はもっともーっと複雑です。しかし、知っているか知っていないかで違うと思います。


勉強したはずなのに職員は考えているのか

上記に書いた一例ですが、例えば施設職員で考える人はどれくらい今いるでしょうか。決めつけているわけではありません。考えてる人ももちろんたくさんいます。職員不足の今、資格無しでもできるところも多い、勉強しても資格をとっただけ、そんな方が介護をすると、とりあえずその場を収めるだけ、ひどい場合は暴言暴力を利用者にする。

ニュースでよくみるとき、悲しくなりますね。もちろん心優しく、これをわかってたとしても我慢が限界になったとき、虐待には繋がる可能性はあります。職員不足で、とりあえずその場の対処で精一杯で、知らず知らずのうちに、適当になることもあります。

前回、介護について書いたとき、この内側を考えたり、理解している人や面白さが広まらなければ、世の中の介護についてのイメージ、理解は変わっていかないと書きましたが、本当にそうだと思っています。



奥深い、人の心と向き合うこと

認知症に対してだけではなく、認知症じゃない方にもこれは勉強になること、理解になることだと私は感じています。だから、ある意味「認知症だから」で切り分けないことが大事かなとも思います。

まず、その行動をした人の理由を考えること、そしてそれを受け入れる、寄り添う。そのうえで、助言する、アドバイスをする、手伝う。

認知症じゃなくても高齢者じゃなくても同じこと。

ただ、誤解しないでほしいのは、なんでも許すわけでもないこと。なんでもはいはいと答えるということではないこと。見極めないといけないこと。

難しいですよね。

でも、いい意味でそれが「面白い」と感じれたらいいなと思うのです。


これから増える高齢者認知症

これから高齢者が増えます。きっと認知症も増えます。この考え方も発信するのもいいなあ。

認知症だけじゃない、障害、他の病気も、理解や知っている人が増えるだけで、世の中は変化するのではないかと思うのです。

前も書きましたが、発信を模索中です。


文章下手くそですけど。今日もこれで終わります。





いいなと思ったら応援しよう!