1~2-2:宙からの唯一のプレゼント
私がもらった、宙の心からの
唯一のプレゼントは
とてつもなく偉大だった。
けれどそれと同時に私は託されてしまった。いや、託されたと勝手に勘違いしているだけな気もするけれど。
偉大であるプレゼントは、私に、良くも分からない才能を与えてくれた。
時は今年。つまり、たった数ヶ月前のことだ。
具体的に言えば、与えてくれた才能を知ったのは
今年の三月だった。
その1、表現者ではなかった私に、表現という能力を与えてくれた。
その2、人のことをよく観察できるようになり、俯瞰的に