パインさんのむらさきのいえ
Ҩ……本日、新刊が発売されました......✍︎
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パインさんが住む通りには、同じ白い家が、ずらーっと50軒も並んでいます。パインさんは、これだと、どれが自分の家だかわからないと、目印に木や花を植えますが、他の家の人たちも真似してしまいます! そこでパインさんは、紫色のペンキをたくさん買って家を塗り替えることにしますが……?
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7月に発売された『#パインさんのごちゃまぜかんばん 』の続編です。続編と言っても、お話がつづいているわけではないので、どの本から読んでも構いません。
実は全3冊のパインさんシリーズで、この本が一番有名なのです。
この本が最初にアメリカで出たのは、1965年。そして、復刊されたのが、2014年です。そして、復刊した出版社が、Purple House Pressといって、なんと、この本を復刊するために、ひとりの女性が立ち上げた出版社なのです(だから、パープル・ハウス・プレス)。
昔、この本が好きだったその女性は、自身の子育て中に、我が子に読ませたいと思い、ネットでこの本を検索したところ、その古本に高額なプレミア価格がついていて「こんなのはおかしい!」と、一念発起し、出版社を始めることに。そして、当時、引退していた80歳のケスラーを探しだし、交渉して、復刊にこぎつけたのだそうです。
そして、話はまだ終わりません。子どもの頃にこの本を愛読していたのはAmazonの創設者ジェフ・ベゾスもそうでした。ベゾスは、その復刊を喜び、Amazonの顧客に毎週のように販促メールを送り、ベストセラーにしました。
そして、ベゾスが打ち出したAmazon製のスマートフォン 「Amazon Fire Phone」を作るきっかけになったのも、この本でした(結果的に失敗しましたが💧)それまでのスマートフォン市場で、みんなが同じものを使っているのはつまらない。パインさんの家のように、いろいろちがうものがあった方が、世界はおもしろくなると思い、メディア宛のプレスリリースに、この本を同封したのだそうです。
ケスラー自身も生前、この本について「この世界は、人とちがっていてもいい、他の人と同じである必要はない」と語っていました。
9月には、最後の3巻目『パインさんのおるすばん』が発売されます。どれも挿絵が豊富で、絵本から読み物へと移行する小学生低学年にぴったりです!
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