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いえのなかのものをそとへつれだしたおじさん


Ҩ……本日、新刊が発売されました......✍︎

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ベルウッドおじさんは、家のすべての家具がお気に入り。ある日、そんなお気に入りの家具たちを、家の中に閉じ込めっぱなしでいいのかと思ったベルウッドおじさんは、すべての家具を外に出すことにしました。よろこんで外へ飛び出した家具たちは、なんとそのまま行方不明に。悲しみにくれたベルウッドおじさんは、家でひたすら待ちつづけます……

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この本は『いえのなかを外へつれだしたおじいさん』(アリス館)の復刊です。原作は、ちょうど50年前の1974年に出版されました。

この本の献辞は「アダムへ」となっています。アダムとは、ローベルの息子です。推察するに、この家を出ていく家具たちは、1974年当時、ちょうど年頃になったアダム(もしかるすとアダムの姉のエイドリアンも)を投影しているのかも知れません。

家を出たいと思い始める子ども、大切な子どもを家に閉じ込めっぱなしはよくないと、外の世界に出してやろうと決めた親。でも、出た行ったら行ったで心配な親は、ボロボロになって帰ってきた子どもを「おー、よしよし、頑張ったね!」と出迎える。

さしずめ、ベルウッドおじさんはローベル、白い揺り椅子は奥さんのアニタなのかな? でも、この本が出版された年、ローベルはアニタにカミングアウトします。エドワード・リアの影響を強く受けていた時期でもあったし、ローベルにとって、いろいろな意味で人生の岐路にあった頃の作品です。

それはさておき、これまでローベルの本をたくさん翻訳させてもらいましたが、写真は、ローベルの作品でおじさんとおばさんが主人公のものを集めてみました。ぜひ、書店や図書館で見てみて下さいね。

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#いえのなかのものをそとへつれだしたおじさん
#アーノルドローベル /作・絵
#こみやゆう /訳
#好学社

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#ふまんばかりのメシュカおばさん
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