2023年5月4日﹣毎日散歩計画6日目
5月4日。毎日散歩計画6日目、曇り。
昨日の夜散歩が気持ちよかったので今日もそのつもりだったけれど、夜から雨が降ると知って慌てて夕散歩。風が強いと思ったら、強風注意報が出ていたらしい。
なんとなく行きたい方向だけを決めて、あまり通ったことがない道を優先して選んだ。行きたい方向への信号が青の場合は渡って進み、赤の場合は渡らずに進める方へ歩く。なんてことをしていたら、思ったよりも遠まわりになってしまった。おまけに信号待ちで立ち止まらないので、ずっと歩きっぱなしである。
どこか座れそうなところがあったら休憩しよう、と思いはじめたタイミングで公園の入り口のようなものが視界に入る。へろへろの足で近づくと、短い階段を降りた先に遊歩道でぐるっと囲まれた池があった。なんでも元々は田畑を潤していた溜池で、現在は洪水調節用の池として使用されているらしい。せっかくの緑豊かな空間なので地域の皆さんに解放している、という説明書きがあった。池を囲む遊歩道は1周約240mで、ところどころにベンチが設置してある。いかにも自生していますという顔の草花が元気に伸びている隣りには、誰かが整備しているらしい花壇も見える。花の名前が手描きされたかわいらしいネームプレートから、近くの小学校の生徒が作ったものかなと想像して楽しくなる。カラフルでハッピーって感じ。
せっかくなので遊歩道をぐるっと1周してみることにした。(もちろん途中のベンチで休憩もした) 緑豊かと書いてあるだけあって、たしかにいろんな草花が思い思いに育っていた。植物は好きだがいかんせん解像度が低いので、見たことはあるけれど名前がわからない植物ばかりに遭遇することになる。せっかくなので気になったものだけでも写真を撮って、調べてみることにした。
まず私が座ったベンチのまわりにわさっと咲いていたのはヒルザキツキミソウという花だったようだ。見かけたことは何度もあるけれど、名前は知らなかった。北米原産の帰化植物で、観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化しているらしい。かわいらしい見た目や儚い色合いに騙されそうになったが、かなりワイルドな奴だ。
池のまわりにたくさん生えていたシュッとした植物はチガヤ、細かいシャラシャラした緑が密集している草はギシギシ、なにかの幼虫がぶらさがっているみたいな形状のコバンソウ、コロンとした小さな黄色い花がたくさん咲いているミヤコグサ、妖精みたいな形の白と少し黄色がかった花が一緒に咲いていたのはおそらくスイカズラ、白くて小さな花が枝先に集まって咲いていたのはトベラ、とんがった黄色い花びら5枚の花はメキシコマンネングサ。もしかしたら違うかもしれないけれど、これが池のまわりで見かけた植物たち。調べなくてもすぐにわかるようになる日はくるのだろうか。カメラロールは緑と白と黄色ばっかりだ。