
わかりやすさが求められる今だからこそ、考える習慣を。読書メモ『パン屋ではおにぎりを売れ』
柿内尚文さんの
『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』
を読みました。
「考える」を考える一冊
編集者として活躍し、
企画した本は累計1000万部を突破した
著者による、初の著書となる本書。
「考える」ということについて、そして
そのための「考える技術」について
まとめられた一冊です。
本書の章構成
第1章 「考える」について最初に知っておいてほしい3つのこと
第2章 「考える技術」で未来は変えられる
第3章 「考える技術」を思い通りに使いこなす
第4章 頭の中をクリアにする「思考ノート」のつくり方
第5章 考える技術がさらに上がる習慣
読書中のツイート
#パン屋ではおにぎりを売れ 読みはじめ。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 12, 2020
「データはあくまでも「過去」の情報です。一方で、「考える」は未来にベクトルが向いています。」
確かに、事実の証明としては実績は強い。
だけど、その過去はそのまま前例として使うのではなく、未来に向かってどう活かせるのかを考えて使いたい。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 12, 2020
「大切なのは、毎日の積み重ね」
人間は楽をしたいいきものだし、良くも悪くも習慣のいきもの。
日頃起こったことに気づく習慣。
考える習慣。
少しずつでも続けていく。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 13, 2020
「出版不況と嘆くのではなく、「360度分解法」で出した価値を伝えていくことのほうが大切なんだと思います」
事実の一面だけ見て、早急な判断をしない。
視点を変えて、さまざまな角度から見る。その上で今必要な情報、価値を見つけ出していくことが大事。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 13, 2020
「言葉貯金」
本を読んだり、いろいろな発信に触れていくなかで出会う言葉をメモしていく。
出会った言葉が、自分の力になってくれる。
メモする習慣を、続けよう。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 13, 2020
「なにかに熱狂しろと言われて、熱狂できるものじゃない。熱狂は気づいたらしているものだ」
熱狂しなければダメといった風潮は確かにある。
だけど義務感や熱狂を目的にするものじゃない。
何かをしていて、気づいたら熱狂している。
後からついてくるもの。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 13, 2020
「自分の頭の中に答えを出すための材料が足りていないのに、答えを出そうとしている」
アウトプットは大事。
そのアウトプットも良質なインプットがあってこそ。
自分も書けないとき、インプットの量・質のどちらか、もしくは両方とも足りていないのかもしれない。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 15, 2020
「人は「正しい」ことだけではなく、「おもしろい」「楽しい」つまり「遊び心があるもの」にひきつけられます」
正しいことは、それだけで心は動かない。
おもしろい、や楽しいももちろん、それにかかわる自分が好きとか気持ちいいなど、心が動くから選ばれる。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 15, 2020
「「考える」ことは面倒だし疲れます」
だから、習慣にすることは続けるために大事。
一方で、考えない習慣も弊害になるのでは。
面倒ではあるけど、考えることは怠らないようにしたいもの。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 16, 2020
「俯瞰化しないと、その変化になかなか気づけない」
この「俯瞰」は時間的なものもあるかも。
経験したことや気づいたこと、考えたこと。
その時にはわからなくても、記録しておいて後で振り返ったときに新たな気づきが得られることもあるから。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 16, 2020
「考えを広げるときには打ち合わせは有効ですが、考えを深めるときは一人でテーマに向き合うことも大切なんです」
セミナーなどのイベントでも同じかも。
確かに、聞いた内容は学びになる。
だけど、それをしっかり咀嚼して自分なりのアウトプットまで落とし込みが大事。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 17, 2020
キャリアを考えることって「○○してきたから××をやる」のように、論理的思考の面がまだ強い、と感じた。
生き方は「こうありたい」「こう生きたい」という思いからで、これは非論理の部分。必ずしも一貫しなくていいよなと。
一貫性に縛られて広がりを失わないように。
#パン屋ではおにぎりを売れ
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 17, 2020
何かをする。
これはあくまで手段でしかなくて。
その目的、ゴールはどこだろうか。
手段である「何か」ありきで考えるのでなく、違う視点で広げていったり、場合によっては「何か」を手放すことも視野に入れたい。
#パン屋ではおにぎりを売れ 読了。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) August 17, 2020
スピード感の激しいこの時代。
すぐに答えを欲しがったり、わかりやすい言い切りが求められがち。
だけど本当は、ちゃんとその目的に立ち返ったり、これはどういうことなのかとか、別の見方はできないだろうかとか、じっくり丁寧に考えることが大事なのだと思う。
こういう時代だからこそ、しっかり考える習慣を
変化の激しい現代。
いろいろな物事に対して
すぐに答えを欲しがったり、
わかりやすく言い切る表現に共感が
集まることも多いです。
ですが、そうして求められたわかりやすさには
本当に大切なことがそぎ落とされてしまうことに。
どんな人やもの、こと。
一つの見方だけで決めつけられるものでは
ないと思います。
本当に大切なのは、ちゃんと目的に立ち返ったり、
これはどういうことなのかと突き詰めたり、
別の見方はできないものかと視点を変えてみたり。
つまりは「考える」ということではないでしょうか。
考えることは、正直なところ、面倒くさいです。
ですが、じっくり丁寧に考えることが
物事の本質に迫ること。
考える習慣、持ち続けたいものです。