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人々に勇気や生きる力を与える「なくてはならないもの」それが野球。読書のきっかけをくれた、Hills Breakfastでのご縁にも感謝。読書メモ『野球で、人を救おう』 #読書の秋2020
岡田真理さんの
『野球で、人を救おう』を読みました。
野球で人を救う、その挑戦を描いた一冊
子どもの頃から野球を愛し、
野球に力をもらってきた著者の岡田真理さん。
野球が人々に希望を、生きる力を与える様子を
ボストンで目の当たりにしたことをきっかけに、
「野球で人を救う」ためのNPO組織を立ち上げ、
野球をただの「競技」や「娯楽」にとどまらない
「なくてはならないもの」にしようと奮闘。
その挑戦を描いた一冊です。
本書の章構成
プロローグ ボストンの悲劇が教えてくれたこと
第1章 人々を救うメジャーリーグ
第2章 新たなスポーツチャリティーへ BLFの挑戦
第3章 「野球で、人を救おう。」を実践する選手たち
第4章 ビジネスと社会貢献の二刀流
第5章 スポーツが担える地域創生とダイバーシティ
エピローグ さあ、あなたの打席に立とう
読書中のツイート
#野球で人を救おう 読みはじめ。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 26, 2020
「グラウンドの外にもきっとあるはずの野球の価値を最大限に活かすことができれば、単なる「スポーツ競技」や「娯楽」を超えて、「人々のニーズ」の域に達することができるのではないだろうか」
自分もこの視点、持ってる。
グラウンド外の部分を見る比率が増えた。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 26, 2020
「「世の中にはこのような課題があって、助けを必要としている人たちがいますよ」というカードをできるだけたくさん準備しておくこと」
「何かしたい」そう思う人は多い。
だけど「何ができるか」「何をしたらいいか」がわからない人も多い。
知ること、伝えること、大事。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 26, 2020
「各競技が数少ない子どもたちを「共有」して「共存」する形をつくったほうがいいのではないでしょうか」
これはスポーツに限らない。
1つの分野に特化しろとよく言われる。
だけどそうした特化は、ある分野の成功が他の分野の敗北となり、総量では拡大を生まなくなってしまう。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 27, 2020
「日本ではスポーツ界に限らず、チャリティーは「やるのは素晴らしいけど、特にやらなくてもいいこと」という、プラスαの意味合いがまだ強いと感じます」
何かやりたい思いは多くの人が持っている。
同調圧力、批判。
特化して集中すべきという圧力などでミスマッチの現状がある。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 27, 2020
「グラウンドの中の感動は、いくらでも選手たちが届けてくれる。グラウンドの外の感動を生み出すお手伝いをしたい」
私も同じ考え。
グラウンドの中で行われる「競技」だけがすべてではなく、その周辺には多くの人が関わり支えていることに気づく機会が増えた。
そこに光を。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 28, 2020
「「好きな選手が支援していることを、自分も応援したい」と思うファンは、きっとたくさんいるはずです」
この人がやっているから。
知るきっかけになり、興味を持つきっかけに。
取り組みについて、問題について知る。
もしかしたら、そこから自分にとって大事なことになるかも。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 28, 2020
「プレーヤーとして私なりの打席に立っているつもりです」
誰かのやっていることを応援するのも大事なことだけど、同時にプレーヤーとして何をやるかも大事にしたい。
私は、プレーヤーとして自分の打席に立てているだろうか。
#野球で人を救おう
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 28, 2020
「娯楽」なのか、「なくてはならないもの」なのか。
これは、特に今年考える機会の多かった「不要不急」にも関わってくることかと。
誰しもに不要不急なものなんてない。
勇気や生きる力をもらってきたのならば、それは「なくてはならないもの」だ。
一概に切り捨ててはいけない。
#野球で人を救おう 読了。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) September 30, 2020
こんな未来をつくりたい。
大きな展望を持ちつつも、自分ができること、やることをひとつずつ丁寧にやっていく。
それが、今立っている自分の打席に集中するとも言えるのかな。
著者 @mariokada927 と出会い、本書を読むきっかけをくれた#hillsbreakfast にも感謝。
「好き」は人を救う力に、すべてが「なくてはならないもの」
野球もそうですし、多くのスポーツは
「競技」だったり、観戦することを
楽しむことから「娯楽」と考えられがち。
今年は新型コロナウイルスの影響で
「不要不急」と言われることも。
ですが、その対象に勇気や生きる力を
もらってきたのならば、
何であったとしても
それは「なくてはならないもの」であり、
一概に切り捨ててはいけないものであるはずです。
この「不要不急」論は、私たちにとって
「なくてはならないもの」について
よく考えさせられた機会だったと思っています。
そして同時に、自分を救ってきた力であり
人を救う力である「好き」で
誰かの力になっていきたいという
思いを改めて持ちました。
私も著者同様に、野球からは大きな力をもらい、
何かできることを、と思いながら
ブログを書いたりSNSでシェアをしています。
こんな未来をつくりたい。
大きな展望を持ちつつも、
一方では自分ができることや
目の前のことを一つずつ丁寧にやっていく。
それが、今立っている自分の打席に
集中することでもあるように思っています。
本書は、7月29日のHills Breakfastで
著者の岡田真理さんが登壇されたことを
きっかけに知り合い、読書しました。
野球を愛し、野球で未来を切り拓く。
そんな同志に出会えた
Hills Breakfastのご縁に感謝です。