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睡眠の尊重は、人を尊重すること。そして人が生きやすく、力を発揮できる社会への一歩。読書メモ『ハイパフォーマーの睡眠技術』
小林孝徳さんの
『ハイパフォーマーの睡眠技術 人生100年時代、人と組織の成長を支える眠りの戦略』
を読みました。
朝渋で著者の小林孝徳さんが
4月22日に登壇されたことをきっかけに
購入して読んだ一冊。
人生の質を上げ、組織を強くする睡眠
「睡眠は技術であり、すべての人が
持っている武器である。」
ご自身の睡眠障害を原体験とし、
2013年に株式会社ニューロスペースを設立。
1万人以上のデータから導き出したメソッドを基に、
ビジネスパーソンの睡眠改善に取り組む
小林孝徳さん。
生活の中で大きな構成要素である睡眠。
その睡眠について、人生100年時代で
ハイパフォーマーになるための
睡眠技術について書かれた一冊です。
本書の章構成
序章 良い睡眠がもたらすもの
第1章 睡眠資本主義で世界は良くなる
第2章 ハイパフォーマーになるための睡眠技術
第3章 眠りをコントロールする方法
第4章 攻めの仮眠を取り入れろ
第5章 睡眠の常識・非常識
第6章 睡眠から考える理想の働き方
第7章 睡眠の現在地と未来
あとがき
読書中のツイート
#ハイパフォーマーの睡眠技術 読みはじめ。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 14, 2020
「心の平穏を保つことには睡眠が大きく関係しています」
睡眠をしっかりとれるからメンタルが安定する。
メンタルが安定するから睡眠がしっかりとれる。
どちらもつながっていて大切なこと。
いい循環をつくりたい。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 15, 2020
「早く眠れるときには早く寝る」
シンプルなことだが、このハードルが高い。
SNSや動画など、さまざまなコンテンツが人の可処分時間を奪い合う現代。
睡眠の確保、高いパフォーマンスを得るには、自律が大事。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 16, 2020
「深部体温が最高の時に運動をすると、本睡眠中の成長ホルモンの分泌を倍増させる」
起床後11時間でピークになる深部体温。
自分は夕方に走るようにしていて、もともとは別の観点でこの時間にしているけど、睡眠の観点でも良いことだったのは嬉しい気付き。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 16, 2020
「攻めの仮眠という文化も育休と同じ道をたどり、徐々に社会に浸透していくのではないか」
というより、浸透させたい。
それまでが人を人として尊重してこなかったとも言えるし、環境をないがしろにしてきた。
環境をつくる人たちが、敵になる必要などない。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 16, 2020
「人それぞれパフォーマンスを出しやすい時間帯は違うことを理解した上での働き方を、勤務体系に落とし込むことが必要」
人が強い時間はひとりひとり違うのだから尊重したい。
理由のない定時出勤は満員電車の原因にもなるし、わざわざアウェイで戦わせるようなもの。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 16, 2020
「睡眠は決して犠牲にされるべきものではなく、また他人がおかすことのできない個人の権利」
昨日のツイートとも関連。
睡眠より優先される予定や人とのつきあいは存在しないと思っている。
睡眠がちゃんと確保できるからこそ、得られる学びも最大限になるはず。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 18, 2020
「人と社会が睡眠を尊重することが、もっとも大切なこと」
人にとって健康と活動の基本となるのが睡眠。
無限に活動できる機械ではない。
睡眠を尊重することは、人間として尊重することである。
#ハイパフォーマーの睡眠技術
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 19, 2020
「「この人にはこの睡眠時間と眠り方が合っている」ということを会社が理解し、きちんと尊重できていれば、良い働き方ができる」
個人間の人間関係にも同じことが言えそう。
個人差のある睡眠、その違いを知って尊重する。
そしてお互いが開示しやすいようにする。
#ハイパフォーマーの睡眠技術 読了。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) June 20, 2020
活動や健康などすべての基本となる睡眠。
最近の社会の変化も、睡眠の重要性を高めている。
だけど定量化できる要素が少なく、目に見えにくいからまだまだ軽視されがち。
また、ひとりひとり最適な睡眠も違う。
睡眠を尊重することは、人を尊重すること。
睡眠を尊重することは、人を尊重すること
心身の健康、そして活動するための
基本になる睡眠。
私自身は、ここ数年睡眠の確保を
最優先課題にしながらも
上手くいかないことを繰り返し、
昨年末に初めてのインフルエンザにかかり、
そのことをきっかけに
改めて睡眠について考えるようになりました。
それまでも睡眠を確保しようとは
考えていたものの、
イベントや人との付き合いを
優先してしまっていました。
夜の予定も何日も続けて参加したり。
だけど本当は、睡眠より優先される予定や
人との付き合いは存在しないものですし、
睡眠をちゃんと確保してこそ、
得られる学びも最大限になるはずです。
人間には個人差があるように
本来、最適な睡眠も違うもの。
ですが、定量化できる要素が少なく、
目に見えにくいこともあり、
また、これまでの社会が睡眠を削りながら
発展してきた経緯からもまだまだ軽視されがち。
睡眠を尊重することは、人を尊重すること。
そうしてひとりひとりの睡眠が尊重される社会を
個人のレベルだけでなく、
組織や社会全体で作っていければ、
人が生きやすい社会になるように思います。
本書は睡眠についての技術的な内容も多く、
私自身の睡眠改善の中でもやってきたこともあり、
新しい発見が多かったわけではないですが、
個人としても引き続き、
睡眠の改善を続けていきます。