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華やかなことばかりに流されない。目の前のことを全力で取り組み、コツコツ積み上げていこう。読書メモ『「畳み人」という選択』
設楽悠介さんの
『「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書』
を読みました。
仕事を着実に実行に移す「畳み人」
仕事のアイデアを考える「広げ人」に対し、
そのアイデアを着実に実行に移すのが
本書のテーマである「畳み人」
幻冬舎のカリスマ社長・見城徹さんや、
メディアで話題の編集者・箕輪厚介さんなど
さまざまな実力者のもと、
突飛なプランを実行に移してきた著者が、
これまでに培ってきた「畳む技術」を
まとめた一冊です。
本書の章構成
はじめに
第1章 畳み人が求められている理由
第2章 畳み人の仕事術
第3章 畳み人のチームビルドとマネジメント術
第4章 畳み人になるための仕事の基礎
第5章 畳み人こそ最高の広げ人になれる
おわりに
読書中のツイート
#畳み人という選択 読みはじめ。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 26, 2020
「広げ人と畳み人という仕事に優劣はありません」
新しいアイデアをゼロベースで考える人に光が当たりがちだし、独自性が求められがち。
だけど、そのアイデアは実行して、そして多くの人に知ってもらって初めて価値になるもの。
どちらが欠けても成り立たない。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 27, 2020
「広げ人のことを世界で一番理解しようと努めること」
スポーツでの監督と選手も、広げ人と畳み人の関係かもしれない。
監督の戦術、考え方を理解し、選手たちが現場でプレーする。
実際にプレーする、畳み人である選手が力を発揮して強さにつながる。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 28, 2020
「今のチームで最大限のパフォーマンスを上げることを目標にすることが大切」
100%理想通りにできれば美しいし最高だけど、全てが予定通りに行くことはまずない。
今もっているもので、できることを最大限やる。そうして行動したことはどんな結果でも得るものがあるはず。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 28, 2020
「広げ人になる人も畳み人のスキルが必須であり、畳み人の経験があるからこそ、大いに風呂敷も広げられる」
アイデアを出す=広げる、実行に向けて動く=畳む。
アイデアは実行して初めて価値が出る。
畳むところまで考えられて広げることもできるということ。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 28, 2020
「テクノロジーと人間が入り交じりながら発展していく過程においてこそ、必要となるのがコミュニケーションです」
新しい商圏や数字を取る営業。
彼らが偉いと思われがちだが、本当に大事なのは営業と本社をつなぐ事務方のアシスタントたち。
アシスタントこそ、最強の畳み人。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 29, 2020
「まずは面白がって相手のアイデアの共犯者になること」
最初の段階では、そのアイデアの良し悪しのジャッジではなく、広げ人の味方であること、スタンスの表明が大事。そうすることでポジションをとる。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 30, 2020
「広げ人の熱量を冷まさず伝えるように」
ブログやSNSで何かをシェアすることも、畳むことではないかと、この部分を読んで思った。
素敵なものを、そのままの横流しではなく、広げ人の想いを汲み取って伝えていきたい。
#畳み人という選択
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 30, 2020
「まずは目の前の仕事を着実に実行していくこと」
結局、ここにつきる。
目の前のことを全力でやり、できることを増やしていく。
その積み上げが、新しいことをやるときにも役に立つ。
#畳み人という選択 読了。
— こば✍📷✨ (@_k0ba_) May 31, 2020
今は人の成功も失敗も派手に見えすぎてしまう。
メディアも商売だから。
一方で不安から確実なものを求めがち。
だけど、確かなものはない世の中。
確実な成功法はなく、できるのは可能性を高めること。
目の前を全力でやることができることを増やし未来への道を作る。
人のことが見えすぎてしまう現代、目の前のことを全力で
何らかの魅力的なアイデア。
独自性が求められがちな背景もあり、
ゼロベースで考える「広げ人」に
光が当たりがちであり、
また人の成功も失敗も派手に
見えすぎてしまう現代。
ですが、そのアイデアは「広げ人」の
オリジナリティだけで完結するものでなく、
「畳み人」が動くことで実行につながり、
実行して、多くの人に知ってもらうことで
初めて価値になるもの。
たとえばスポーツでも、
優れた戦術を打ち出す監督がいても、
実際にプレーして結果を残すのは選手たち。
ビジネスにおいても、新規商圏を開拓したり
数字を取る営業に光が当たりがちだけど、
それも営業と本社部門をつなぐ
事務方のアシスタントがいてこそ。
また、広げること=アイデアを出すこと自体は
自由であり、突拍子ないこともできます。
それを100%理想通りにできれば最高ですが、
外部環境にも左右され、全てが予定通りに
いくことはまずないもの。
畳み人が現場で今持っているものを活かし、
できることを最大限やっていく。
そうして形にしていく経験が、
自分の可能性を高めていくことになります。
変化も激しく、確かなものはない世の中。
もちろん、確実な成功法はありません。
見えすぎる人の状況、味付けの濃いストーリーに
流されてしまうのではなく、
目の前のことを全力で取り組み、
そこで得た経験値の積み上げが
できることを増やしていくわけです。
書かれている内容は確かに
基本的なことがほとんどですが、
結局はその基本をコツコツ積み上げること。
その大切さに改めて気づけた一冊でした。
輝かしいことに目が行きがちですし
そこに流されがちな世の中ですが、
まずは自分の目の前のことを全力で。
コツコツ積み上げていきましょう。