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母は強い、の理由

お世話になっているカフェの方が最近出産したとのことで、

ひとしきり出産の話題で盛り上がりまして。

その方は初め自然分娩の予定だったところなかなか陣痛が来ず、5日間にわたって陣痛促進剤を投与し続け、

陣痛きてお産にはいったものの結局骨盤のサイズが小さくて胎児出られず、結局帝王切開で出したと言う壮絶なお産だったそうです。

私は逆子だったので初めから帝王切開で切ることが決まってたため、労力はその方の何分の1かしかかかってないんですが、

それでも、タンクにドバドバ溜まっていく自分の血を見て

「あ、下手したら死ぬかもしれないんだな、これ」

と思った記憶があります。

その後のマタニティブルー、寝不足による精神錯乱などいろんなことがあり、もう2度とお産と0歳育児イヤだ!絶対もうやだ!と何度も思ったはずなんですが、、、

その新米母の方と話していても、その時の「もう2度と嫌だ」という気持ち、

全然思い出せないんですよね。

たしかに大変だった記憶あるし、もう2度とやだと思ったはずなんですが、、、

思い出せない。

実母がよく言っていたのですが、母は出産は育児の苦労を忘れるようにできているんだそうです。

苦労の最中は、「よく人類はこんなこと繰り返してきたな!?」って思うんですけど、

2人、3人と埋めるように、母が娘に出産を促せるように、

脳みそはお産と赤ちゃんの世話の苦労の記憶を消すようにできているようです。

そして、仕事でやばいときとか、

「まあ…きっと死なないし、腹切るのと0歳児育児に比べればなんでも大丈夫」

と思っている自分をたまに発見します。

母って普通の女性より打たれ強いのにそれが当たり前のようになっているところに、

多くの人は「母強し」って思うんじゃないかと思いますが、

多分、そこに辿り着くまでの辛苦を忘れてるからなんじゃないかと思います。

多分。

なお、両立通信総研のヒアリング調査では、

「子どもにかけられた苦労」は比較的忘れるが、

「夫にかけられた苦労」はいつまでたっても忘れない傾向にあるという結果が出ていますので、

世の中の旦那さんはご注意ください。。。。


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