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別居での介護とIoT

そもそもIoTって?

なんかたまに見かけるけどよくわからない単語IoT。
どうもパソコンとかそういうやつのジャンルの言葉っぽい?
そういうのよくわからないんだよねー、という人が多いと思いますので、ここは小難しい話はしないで、ざっくり説明します。
スマホ使っていろいろ操作できるアイテムくらいに考えてください。
今回私が書きたいのは、スマホでポチポチしながら仕事中でも見守りしたり、いざという時に動けるようにする便利アイテムの紹介です。
こういうの詳しくないからよくわからないんだよねって言う人でも、ぎりぎり使える…と思う。

介護にIoTを取り入れたい

まず前提として、私は仕事がSEなので一般的な女性よりパソコン的なあれこれには強い方です。
そして元々新しいものが好きで、流行ってるアイテムは買いたくなってしまう性格です。
そんな私は自宅にアレクサを4台扶養(笑)し、平成になるかどうかあたりに建った賃貸マンション暮らしですが、カーテンは日の出/日の入で自動開閉、玄関はオートロック、日中のペットの様子は見守りカメラといった具合に自分が楽する為のアイテムを色々と買いそろえて、機械に世話を焼いてもらう生活をしています。
ばあばの面倒を見るとは言っても、私には私の生活も仕事もあるし、別居で程よい距離間で出来る範囲の事…と思った時に、まぁほとんどの人と同じように「見守り家電」の導入を考えました。
けどこれが…ちょっと私が望む内容じゃないんだよなぁ…と。
湯沸かしポットとか凄い高いし。ちょっと高すぎてびっくりしたし。
それに、今日も元気にお湯沸かしたかどうかだけわかっても意味ないんだよね。
というわけで、私なりに色々と考えながら実際に導入したものは以下の4つです。

見守りカメラ

まずは取り入れている人も多そうな見守りカメラ。
近年では赤ちゃんの見守りやペットカメラの需要が高まったので、自宅に置いている人も増えたな―という印象。
これがあるととにかく部屋でなにが起こっているかを把握できるので、絶対に置くべき!と思う一方で、室内に常時監視カメラがあるようなものなので介護される側からしたら忌避感強いと思う。
うちはよくわかっていないうちにしれっと設置しちゃいました、ごめん…
一応、必要がない限りそんなに見ないようにしていたけど、認知症の進行とともに見る頻度は上がったので、別居で介護するならあった方が良いなと思います。

Amazon Echo Show5

みんなが大好きアレクサ。うちにいっぱいいるアレクサ。
この度、ばあば用に扶養アレクサを追加しました。
買うのはもちろんセールの時がお勧め。超安くなる。
私がアレクサを導入した理由は、まず本人が携帯の着信に気づいてくれなくなってたから。
これ、すっごい重要なんですけど。
老人、マジで携帯の着信音に気づかない。大音量なのに気づかない。
着信音を変えて色々と試してみたのですけど、本当に駄目。
何がいけないんだろうね?周波数がお耳と全然あって無いっぽい。
なので何かあってもこちらからの着信に反応してくれない。
そこでアレクサの「呼びかけ」機能です。
自分のアカウントに扶養しているアレクサは、アレクサ同士の通話ができるんですけど、相手が着信に出るとか操作しなくても勝手に繋がります。
なので私が一方的に繋いで「ばあばー!!元気ー!?」と話しかけるだけでいい。
着信音の周波数は聞こえないっぽいけど、通話の音声には普通に反応してくれたので、連絡手段として優秀です。
お互いカメラ付き同士だとテレビ通話ができるので、映る範囲なら部屋の様子も見れます。
万が一倒れた場合とかでも、勝手にこちらから繋いで部屋のある程度の様子を見ることができるので、めっちゃ優秀。

EchoShow5
プライムセールとかで買うのがお勧め

テレビ通話以外に、今日は何時に誰が来るよ(ヘルパーさんとかケアマネとか)のお知らせをいちいち連絡するのが大変なので、アレクサの定型アクションを活用しまくりました。
アレクサの定型アクションには「アレクサのおしゃべり」を実行する機能があるのですけど、これの「カスタマイズ」を選ぶと好きな内容を喋らせることができます。
「今日は11時に○○さんが来ます。鍵を開けて用意してください」とか、伝えたい事を設定して、タイマー設定でお知らせするか、手動実行で流すことで仕事中のちょっとの暇でも緊急のお知らせも対応出来ました。
定時実行で決まった時間に薬の飲み忘れの確認や、夜に施錠確認のアナウンスをするのも有効だと思います。

Qrio Lock/Qrio Key

スマートロックと呼ばれる、スマホで鍵の開閉が出来るもの。
ついでにちょっとオプション付ければ、会社にいようと電車に乗っていようと今の施錠状況が確認できるし、遠隔操作で開施錠も出来ちゃう。
自宅にも早くから導入して、私の生活から「鍵かけたっけ?」の不安を取り除いてくれた素晴らしい商品。
既存の鍵の上からつけるものなので、ばあばが住んでる単身者向けの安い1Kでも問題ありません。
これで寝る前に施錠忘れが無いかを自宅からチェックできるし、毎晩22時に勝手に施錠しちゃうタイマー実行も設定しちゃいました。
本人にはもちろんスマホで操作させるのではなく、QrioKeyというボタンを押すだけで開閉できるキーホルダーを渡しました。
年を取って手元がフルフルしてるので、鍵穴に鍵を差すのが難しくなっても、これなら簡単…と思ったけど、なんかボタン押すのすら下手っぴでどうしようかと思った。

Qrio Key
出来れば鍵のマークはおしゃれに同色ではなくて視認性の高い配色のも欲しい

QrioLock以外にもスマートロックは色々とあって、SESAMIだと指紋認証やSuicaのタッチでも開くようになったんだけど、老人にとって何が一番使いやすいんだろうね…?
私はQrioKeyがいいかなと思ってこれを導入しました。
ちなみにQrioLockは結構なお値段なので、Suicaとか使い慣れている老人ならSESAMIが圧倒的におすすめ。
価格が違い過ぎるけど、SESAMIはちゃんといい品物ですよ!

HelloLight

見守り電球です。私はこれをトイレに設置しました。
これは本当につけて良かったと心の底から思ってるアイテム第1位。
見守りカメラが設置できても、本人が元気ならこちらとしてもわざわざカメラでのぞくような真似はしたくないし…。
で、HelloLightがすごい大活躍でした。
これは見た目は普通の電球なので、しれっとトイレの電球をこれにした。
この電球は、異常検知(1日全く使われないorずっと点灯したまま消されない)すると登録しているメールアドレスにお知らせをくれます。
私はこれで、ばあばが室内で転倒して起き上がれていない事に翌日気づくことが出来ました。

Hello Light 公式サイトより


これらのアイテムが実際にどういう風にお役立ちしたかは、次回詳しく書こうと思います。



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