世界早産児デー
こんばんは。
今日は世界早産児デー👶
世界へ早産児への関心を持ってもらうために制定されたようです。
我が家の双子も34wで生まれた早産ツインズなので少し触れておこうかなと記事を書いております。
出産した当時は34wで産むことに前向きになれなかったし、36wまでは頑張る!って決めてた矢先に出産することが決まってすごく自分自身を責めました。
手術室に入る直前で号泣してしまい、その時看護師さんには「もう会えるのかと思ったら感極まっちゃって…」なんて言いましたが、実際は嬉しいよりも悔しい思いの方が強かったです。
いざ手術が始まり、お腹から2人が出てきた瞬間小さな産声を聞けた時は、本当になんとも言えない気持ちで胸がいっぱいでした。
NICUの先生とスタッフの方が2人の処置をしていたあの数分間は、本当に生きた心地がしなくて不安で胸が張り裂けそうでした。簡単な処置を終えて顔の横に2人を連れてきて貰えたのも本当に数秒ですぐにNICUに運ばれてしまったので、出産当日2人のことを見れたのはその数秒だけでした。
翌日、まだ痛むお腹をさすりながらNICUに行った時、保育器の中で眠る2人を見て「ごめんね」としか言えなかったです。それ以外になんと声をかけていいのか、言葉が出てきませんでした。声を上げて泣くわたしに優しく接してくださったNICUのスタッフの皆さんのことを思い出すと、今でも本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。
「お母さん2ヶ月も入院してよく頑張ったよ!」
「双子ちゃんが保育器から出たら本格的にお世話が大変になるから、今は母体の回復に努めて」
「お母さんは何も悪くないよ」
たくさんの前向きな言葉に本当に助けられました。
その中でも一番救いになったのは担当医師からの言葉でした。
「お母さん!34wまでお二人をお腹の中で育ててくれてありがとうございます!お二人について説明が〜…ないんですよ!説明しなくちゃいけないことが無いくらいお二人とも元気です!僕が診てきた34w生まれの子の中で、トップ3に入るくらいとっても元気です!」と言ってくださり、本当に嬉しくて大号泣をしてしまいました。
すごく背中を押された言葉なのでハッキリと覚えています。
その後も双子はその先生に診てもらい、先生から退院の話が出た時は本当に嬉しかったです。
退院の日、その日は平日だったけど朝からすごく慌ただしくて。
帰る準備をしてる時に看護師さんに「今日はバタバタしてますね」と言ったら、
「この後オペが入ってるんです。双子ちゃんですよ」と教えてくれました。
帰る少し前にNICUで待機してると、たった今生まれたであろう双子の赤ちゃんがやってきて、先生と看護師さんが処置や検査をしている様子を見て、ああうちの双子もこうやってたくさんの方の助けがあって今日を迎えられたんだ、と思って少し目頭が熱くなりました。
双子が生まれて、早産児についてたくさん調べました。
今のところ問題なく生活をしている双子ですが、成長していく過程で「早産児」ならではの問題に直面するかもしれない。そんな不安もありますが、元気に生きていることに感謝して日々を過ごしていきたいなあと思います。
早産で生まれた子ども、その家族、その子どもに関わる全ての医療関係者の皆様、全員が幸せな世界でありますように。
早産児に幸あれ!
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