冬のマルタのススメ
11月末にマルタに行ってきたのだけど、
「あったかい国はいいね〜。」と切実に感じる旅行だった。
イギリスに住んでいると、朝起きてもまだ暗く、そこから何ともいえない曇りが続く。午後2時頃にはもう夜なんじゃないかと錯覚する。
そしてこの会話を、色んな人と、何度も何度もする。イギリスの天気の話にはもう疲れてしまった。
あと、飯がまずい話もこりごりだ。個人的には、サンデーロースト以外のイギリス料理だけが異常にまずいだけで、移民経営のお店は美味しい。特に中東系、ベトナム、マレーシアの料理はどこもめちゃくちゃ美味しいと感じる。
そんなこんなで、今回は寒い国から逃げるかのように、そして美味しい現地の料理を求め、マルタに行くことにしたのだった。
マルタ共和国は、マルタ島、コミノ島、ゴゾ島の3つの島からなる小さな島国。今回は、この3つの島を巡り、マルタの魅力をたっぷり堪能してきた。
11月は雨季だと言われているが、滞在中は毎日快晴。
気温も15度~20度と過ごしやすく、心も体もリフレッシュできた。
ヴァレッタの街並み
マルタの首都・ヴァレッタは、世界遺産に登録されている歴史的な都市。
カラフルなドアやバルコニーが特徴的な建物が立ち並び、散策するだけでも楽しい。
マルタの美味しすぎるものたち
マルタの食は、地中海の歴史と文化の宝庫で、アラブ、イタリア、イギリスなど、様々な国の影響を受けて、独自の料理文化が育まれてきたという。特に、新鮮な魚介を使った料理は絶品だ。
まず向かったのがバレッタの中心部にある『Palazzo Preca』というレストラン。
どれも美味しくて大満足。
イカの唐揚げの専門店があると聞き、そんなの絶対にうまいに決まっているのでKalamà へ。
まだまだ美味しいものは続く。
PRECA@King's Own Band Club Bar And Restaurant で食べたきのこリゾットは絶品だった。
その他にも、パスタやピザといったイタリアンも堪能。
コミノ島 ブルーラグーン
これがマルタ旅行のハイライト!
この日は、マルタからコミノ島とゴゾ島へ日帰り。
宿泊していたスリーマ地区からバスでCirkewwaまで行き、Comino Ferries Co-Op Ltd.でマルタ→コミノ→ゴゾのフェリーのチケットを購入。
フェリーで洞窟に寄りつつ、コミノ島へ向かった。あまりにも美しくて何枚も写真を撮った。写真では見ていたけれど、やはり自分の目で見ると格別だった。
ゴゾ島
コミノからゴゾはフェリーであっという間。コミノは島全体がほぼ自然保護区なのに対し、ゴゾは歴史的な建造物や村などがあり、文化的な側面もたくさんあった。
ゴゾの交通手段は主にバスだが、フェリー乗り場から中心地までのバスが1時間に1本程度しかなかった。帰りのゴゾ→ヴァレッタのチケットを買いながら時間を潰し、バスで中心地に向かった。
中心地に着いてからは、ゴゾ大聖堂とその周辺のお店や展望台を散策。お土産屋もたくさんあった。
一旦中心地から離れ、広大な塩田ソルト・パンズへ。
観光地ではあるものの、5人くらいしかいなかった。11月だからかなぁ。
クリスマスのヴァレッタ
11月末ということもあり、クリスマスのイルミネーションもやっていて煌びやかだった。残念ながらまだクリスマスマーケットはやっていなかったが、雰囲気は最高だった。
マルタで出会った美味しいご飯、青空、透き通った海、歴史ある街並み。
3泊4日では短すぎた。何度訪れても良いと思える国だった。