「#マンガ感想文」ネタバレなし マンガ「プラネテス」の魅力を伝えるぞ
「プラネテス」さぁ褒めまくるぞ!
いやー、真似したくなります。
シリトリのシーンです。
誠に感動的なシーンで初見では大粒の涙で、ページを濡らしました。
宇宙兄弟、ムーンライトマイルの宇宙マンガ二大巨頭に勝るとも劣らない。
是非読んで欲しい宇宙マンガの傑作です。
4巻で完結してるので、サクッと読めるし、何度読んでも楽しめる素晴らしい物語です。
無限の広がりを宇宙に感じつつ、そこで繰り広げられる人間模様。
人それぞれに物語があり、生きる理由がある。何故生きていくのか。
読んでいくと何も聞こえない宇宙にいるかのような不思議な感覚に陥り、まるで座禅の修行をしているかのような感覚を覚えることでしょう。
読者に生きる意味を問いかけてくるような、そんな感覚も覚えることでしょう。
スピリチュアルな話が先行しましたが、この作品の魅力はそれだけではありません。
宇宙開発を舞台にした価値観の衝突やそれを人間臭くドラマチックに解決するキャラクターなど、エンタメとしての要素も4巻の中にギュッと詰まって読み応え充分。
絵柄もクセがなく、それでいて抜群に上手いこともあり、まるで自分が宇宙に行って見学しているかのようなリアルな世界観を味わえます。
そして冒頭で申し上げたシリトリのシーンでトドメ。
涙腺崩壊。
初見は社会人になってまだまだ青臭い時期でもあり、自分の中で禅問答の真似事みたいなことをしていたヒヨッコでもありましたので、響く響く。
私は多感な時期にこのマンガと出会い、1つ大人になれた様な気がしました。
そんな魅力の詰まった物語。
あなたが、何かに悩み苦しんでるならこのマンガを手に取ってみると良いでしょう。
そこでは宇宙を舞台にした物語ならではの広がりを前に、物静かで動じない寂然不動の境地に近づくことができるでしょう。
兎にも角にも「プラネテス」激賞に値するマンガである。