「#マンガ感想文」マンガ「ベルセルク」ネタバレなしで魅力を伝えるぞ
「ベルセルク」さー褒めまくるぞー!
今まで読んだ全マンガの中で一番好きなマンガです。
それだけに怖いです。
レビュー書くの怖いです。
好きなマンガだからこそ、レビューが長くなってしまうのをぐっと我慢して、出来るだけ簡潔に注目ポイントに絞って、屋久杉が髪の毛の細さになるくらいに削ぎ落としたレビューを書いてみます。
なんと表現すればいいでしょうか。
カタルシスからの急地獄。
カタルシスとは心の浄化という意味らしいです。
鬱屈した状況から脱出したときに感じる心の開放感というのでしょうか。
そのカタルシス「あーよかったー」の「たー」に被せ気味の地獄展開に初めて読んだときは目ん玉飛びでるほどの衝撃を受けました。
何という感情でしょうか、そのシーンに出てくるキャラの言葉を借りれば「全てがそこにある」のです。
いやはや凄い台詞です。
全てですよ?
そんな描写って想像できますか?
でも確かにその通りなのです。
全てがその一連のシーンはあるのです。
そのシーンの凄まじさは言葉で表現し得ることは不可能です。
適切に表現できる方もいらっしゃるとは思いますが、私はどんな表現にしても陳腐になりそうなのが怖くて表現したくないです 笑
レビューなのになぁにぅをー言っとるかー!?
はい、すいません。
そのくらい私はこの作品をリスペクトしてます。
物語の根幹となるべきところは究極的な愛憎劇といえばいいのか。
運命に行き着くまでの展開と運命を知ってからの展開、どちらにもこの愛憎は付いて回り、そこに最終的には斬り込んでいかなければならないでしょう。
唯一の心配が果たしてちゃんと完結できるのか、という事です。
なにしろ風呂敷の広げ方が尋常じゃありません。
地上で起こっている出来事なのに、宇宙よりも広がりを感じる。
そんな無限感です。
無限に広がる風呂敷です。
ぶっちゃけ綺麗に納得出来る形での完結は半ば諦めている自分がいます。
でも例えそうであっても私の中の好きなマンガランキング1位は揺るがないでしょう。
このマンガから学びました。
風呂敷は不可能と思われるほどに広げると
「あーーーー、、、、、、神、、、、、、」
となってしまうのだと。
本来物語とはそうはいかないことがほとんどです。
風呂敷をこれでもか!と広げる作業とそれをたたみ収束させるエネルギーは本来一緒でなければなりません。
でなければ読み手は、観客は納得しません。
しかしながら、この究極的なダークファンタジーはそんなことさえも些細なものであるかの如く、物語の幅を広げていきます。
その広がりに私はどうしても魅力を感じてしまうのです。
宇宙を感じてしまうのです。
私の生きる些細な現実と比較してしまうのです。
それくらい広がりを感じることができ、最初から最新巻までずっとワクワクドキドキハラハラしっぱなしです。
死ぬまでに完結を見たいと切に願っています。
暴飲暴食したくなったら、一呼吸置いて、待て待てーい。
早死にしたらベルセルク最終話読めなくなるぞーーい!
と言い聞かせて健康に気を付けて人生歩んで行こうと思います。
人生と共に歩むマンガと出会えて感謝です。
兎にも角にも「ベルセルク」激賞に値するマンガである。