ブルーモーメントという「ことば」
こんにちは。
今日もお会いできて嬉しいです。ハルカです。
今日は、5月18日。「ことばの日」
阿部広太郎さん(コピーライター/「企画でメシを食っていく」モデレーター)が主催する講座「言葉の企画」。この2019 年企画生の方々が制定された記念日みたいです!
(詳しくは下記URL!)
5月16日に「ことばの日制定記念祭」に参加したことがきっかけで、
詳しく知ることができました。
そこでいろんな方の想いや、企画の経緯を聞き、
「わたし、こういうあたたかい気持ちとか、誰かに向けた優しいメッセージとか、うちに秘める熱い想いとか…やっぱり大好きだ。」
そう、改めて気づくことができました。
この企画を考案された立山 紫野さんはじめ、企画者の皆様。ありがとうございました!!!
こうしてnoteを綴るくらい、動かされたことが紛れもない事実です。
「言葉の企画2020」企画生になりたい!
こうして突き動かされた気持ちを放っておくことは出来ず、
「言葉の企画2020」に、すぐ申し込みをしました!!!!
(5000円の洋服を買うのには数日かかるくせに)
こういう時の自分の行動力には、驚かされる!!!!
しかし絶望的にお金がないので、
クレジットカードの請求が来る前に、親に担保を募ります。
(優しい人は支援お願いします。・・・嘘です。)
とにかく、すーーーーーっごく楽しみです。
阿部広太郎さん、言葉の企画2020に参加する方々、
どうぞよろしくお願いいたします。
こういった講座をオンラインで受講するのも、
社会人の方々と一緒に何かをすることも殆ど初めてなのでドキドキですが、いろんな価値観をビンビンに吸収できそうで、
どんな新しい自分を見つけられるのか、楽しみで仕方ありません。
本題:わたしにとって「ことば」って、なんだろう。
ことばの日制定記念祭のなかで、わたしが一番印象に残ったのは、
「ことばの日」の「ことば」がひらがなである理由のところでした。
伝える手段のすべてが、ことば。
書く、読む、話すだけではなく、手話や点字、歌、ダンス、写真、映像など。
広い意味での「ことば」を知ってもらいたい。
あん、素敵。
わたしは、高校・大学とダンスをやっていたり、
音楽や写真が大好きなので、
そういった表現まとめて「ことば」でいいんだ。と知り、
すごく腑に落ちた、というか、
嬉しかった、というか
ぜんぶを包み込むようなあたたかさがあって、好き!と思いました。
そんなメッセージを受けてわたしの頭に浮かんだのは、
「ブルーモーメント」でした。
「ブルーモーメント」とは・・・
ブルーモーメント(英語表記:blue moment)は夜明け前と夕焼けの後のわずかな隙に訪れる、辺り一面が青い光に照らされてみえる現象。天気が良かった雲のほとんど無い、または全く無い空気の澄んだ日にだけ現れる現象。https://design-akari.com/archives/811
こんな風に、一日に二度訪れうる幻想的な空のこと。
初めてこれを知ったのは、
2018年12月、広島に住むおばあちゃんに会いにいった時でした。
今でも美人な、よしこおばあちゃん
わたしのおばあちゃんは、足があまりよくありません。
何度か手術もしましたが、家の中でも支えがないと歩くのが難しく、
なかなか遠出することはできません。
それでもバラエティ番組でケラケラ笑って、ダックスフンドのさとちゃんと戯れながら、今も元気に暮らしています。
東京と、広島。
なかなか行けないことが寂しいと思いながらも、
家族みんなで会いに行く年末が、毎年の楽しみになっていました。
おばあちゃんの日課
そんなおばあちゃんには日課がありました。
一緒に住むお兄さんの勧めで毎日二度、玄関の外に出て「ブルーモーメント」の空を撮影すること。
その日も、「この日の空、綺麗でしょう〜」
と嬉しそうに写真を見せてくれました。
それがすごく嬉しかった私は、
私を含めた家族四人と、おばあちゃんとお兄さん
六人の「Blue Moments」というライングループを作りました。
毎日ブルーモーメントの時間に空の写真を送りあうライングループ
「Blue Moments」
そのままです。
それに加えて、
撮った時間、ブルーモーメント度(0〜10で評価)、撮った場所
を記入するというルール。
これが、私たちの「ことば」になった
東京に戻った私。
また忙しい毎日が始まります。
学校、ゼミ、サークル、友達、恋愛…
私には大切なことが多すぎて、
時々本当に大切なことを忘れてしまいそうになります。
おばあちゃんもそう。
今までは、
広島にいるからなかなか会えないし、
急にラインするのも恥ずかしいし、
手紙送る理由もないし、
そうやって毎日に言い訳をして、連絡を後回しにしていました。
でも、この時からは少し違いました。
私たちには「ブルーモーメント」がある。
毎日朝起きると、おばあちゃんから写真が送られている。
(あ〜今日も寝坊して、写真撮るの間に合わなかったな…)
と小さな反省をしながらも、
「今日もおばあちゃんが元気でよかった。」
と安心します。
「ことばが無くても伝わる」というのは、
まさにこういうことだ
と思いました。
2018年12月から今まで、
ほとんど毎日のように送り合っているブルーモーメント。
これは確かに、
おばあちゃんの元気を静かに確かめるものになり、
私の居場所を伝えるものになり、
「ことば」を交わすものに、なっていきました。
わたしの おばあちゃん
コロナが流行り始めた3月頃。
就職活動に周りが動き始める中、
自分の強みってなんだろう
何がやりたいんだろう
何ができるんだろう
そんな漠然とした不安に駆られていました。
この日も、学校が閉まる直前までゼミの友達とエントリーシートを書いていたのを覚えています。
門を出た時空を見上げると、
綺麗に澄んだ濃いブルーの空。
「ブルーモーメントだ!」
そう思い、写真を撮ってグループに送りました。
すると、いつもはコメントなんてしないおばあちゃんが、
綺麗だね。元気かい?コロナ 気を付けてね。
そう返信をくれました。
なんだか見透かされてるような感じがして、思わず涙がこぼれました。
慣れていないラインを使って、メッセージを送ってくれたこと
違和感のあるかわいいスペース(空白)
元気かい?という言葉遣い
この「ことば」すべてで、私のおばあちゃんを物語っている。
私はそんな気がして、懐かしさと会いたい気持ちでいっぱいになりました。
やっぱり大好きで大切な人だ、と。
些細なきっかけでできた「Blue Moments」というライングループ。
今はこの存在に、本当に感謝しています。
会いに行くことはできないけど、
おばあちゃんからの「ことば」を今日も静かに待ってみようと思います。
私が今日、何かするとしたら。
今日は、5月18日「ことばの日」。
私が今日、何かするとしたら。
照れ臭いけど、
私はこのnoteをおばあちゃんに送ってみようかな
と思っています。
伝えるきっかけをくれて、本当にありがとうございました。
(前回の自己紹介の写真の奥に写ってるのは、おばあちゃん!)
「ことばの日」は、
大切な人に、想い詰まったnoteを贈る日にする
というのはどうでしょうか?
また会う日まで。おしまい。
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