小さく、はじめる。
最近、気になっています。
「小さく、はじめる」というメッセージが。
本の中の1行や、誰かの発信を見たときに、こういった趣旨のことが書かれていると、そこで立ち止まり、しばし考え込んでしまいます。
例をあげると、先日、ネットであるものを買ったときのこと。商品と一緒に、会社案内の名刺のようなものも梱包されていました。なにげなく見たその一文に立ち止まってしまったのです。
「当店は、店長のわたしが自宅でひとりで始めたお店です。」
たったこれだけの文に、目が止まってしまうのです。「いいなー、そういう始め方···」と。
この、「小さく、はじめる」というのがいいんです。急に、会社に辞表を叩きつけるわけでもなく、銀行に借金をして店舗をもつのでもなく。
「自宅の一室でやっています」とか、「週末だけ営業しています」とか、そういうのに憧れるんです。「好きなことしてたら、仕事になってました」というような、自然な形が。
きっと、わたしも何かしたいんだろうな。
そう思います。
私自身、今の仕事をもう少し深めたいので、今すぐ大きな方向転換をしたいとは思っていないのですが、“やってみたいこと”として思いつくものがあります。
それは、「noteで有料記事を書く」です。これをやってみたいのです。そう思うのには理由があります。
わたしはこころの中で、「わたしにお金を払ってサービスを受けたい人なんていない」と思っているふしがあります。
「わたし程度の能力の人間に···」という否定的な思いがどこかにあるのです。だから、ずーっと、どこかの組織に所属し、毎月お給料をいただいています。幸い、今の仕事に楽しさを感じており、転職したいという思いはないのですが。
それでも、「わたし程度の···」という考えは改めなければなりません。いつかは、私自身が商品として、お金を稼げるようになりたいと思っているからです。
そのための『小さな1歩』として、「自分の記事に値段をつける」ということをしてみたいのです。
これくらいなら、誰でもできそうですよね。特にリスクもないし。誰も買ってくれなくても、特に損をするわけではありません。もともと、無料で投稿していたのですから。
『小さな1歩』って、これくらいのハードルの低さでいいのだと思います。
そういえば、以前、こんなことを言っている人がいました。
「旅行に行きたいなら『行けない行けない』と言う前に、まずネットで旅行サイトでも見てみなさい。」
そうなんです。『できない』と言っている人は、そもそもできることもやっていない場合が多いのです。今すぐには旅行に行けなくても、サイトを見ながら行き先を決め、プランを検討し、必要な旅費を見積もるくらいはできます。
それもせずに、「会社が休みをくれない」「お金がないから行けない」「行けないのに計画だけ立ててもムダだ」と言うのです。
しかし、受け取る準備ができていない人のところに、幸運は転がりこんできたりはしません。
行きたいところがあるなら、やりたいことがあるなら、可能性を信じて、今できる小さなことから取り組んでいきましょう。
今、わたしの今年の目標を決めました。今年は、「小さく、はじめる」の年にしようと思います。
その小さな積み重ねで、今年の年末、どこまでいけるのか、楽しみです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。