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28歳の野望
先日誕生日を迎えた。タイトルどおり28歳になった。
今は便利になっていて、LINEに誕生日を登録しておくと、アイコンにとんがり帽子がついたりホーム画面に誕生日の人が表示される。
それを見た友人たちがメッセージを送ってくれて、心があたたかくなった。
学生の頃のように毎日会うわけでもないし、心の真ん中にいるわけじゃないはずだから、誕生日にメッセージを送るなんて正直「わざわざ」だなと思う。その「わざわざ」のハードルを越えて、一言でも送ろうと思ってくれるだけで愛だなと思う。
そういう人たちのこと、忘れないでいたいと心に誓った。
自分から誕生日と言うのは祝ってほしいと思われるのではないかという変な自意識ムーブをかましてしまい、今まで当日に積極的に投稿してこなかったけど、なんとなく”28歳”になったことが嬉しくて今年はストーリーにあげてみた。
28という数字に節目のような気持ちがあった。20代前半のときよりも大人になったという実感とまだまだ可能性に満ち溢れている期待が入り交じる。
なんだか「よし絶対にいい一年にするぞ」という思いがめらめらと湧き上がるような、そんな心地になった。言葉にすることの力ってすごい。
歳を重ねることが怖くなくなったのはいつからだろう。
20代前半から25,26歳くらいの私は誕生日を迎えることにポジティブなイメージを持っていた記憶がない。年齢が増えるごとに、失われていく何かを数えるような感覚だった。体力は数年前より衰えたし、お肌の乾燥やシワも気になり始めていた。
世間の若さを美徳とする価値観(今は少しずつ変わっているが)の中で、私自身も若い=美しいの価値観が胸のどこかで燻っていた。
でも、人生の先輩の圧倒的な心の豊かさや楽しそうに過ごしている人を見ると、歳を重ねることにとてもわくわくしている。
ご年配の方の笑ったときに生まれる深いシワはきっとたくさん笑ってきたんだろうなと感じるし、ふとした所作に品や余裕を感じると素敵だなと思う。会話の端々に感じられる深みやその人自身から放たれる輝きは眩しくて、こんな風に歳を重ねたいと思う。
経験の蓄積があって、話すことや振る舞いからオーラの感じる人。それはシワやたるみがないとか体型がどうのとかでは語れない美しさがあると思う。
造形が美しい人は私も惹かれがちだけど、なりたいのは前者だ。
アンチエイジングという「逆らう努力」ではなく、自然と共に流れる時間を抱きしめるように生きていきたい。心を豊かにするためのことや長期に渡って健康に過ごせることに時間もお金も使いたい。
言葉は稚拙だが、たおやかで雰囲気のある人になることが30代の目標だ。
・・・
誕生日をその年の振り返りのきっかけにする人もいるというのは、いつも聞いてるPotcast:Tokyo Young Bossで知った(パーソナリティーのおふたりは夏生まれ)。私は1月生まれなので、自然とその年の目標が「その歳の目標」になることが多い。
30代を楽しむための基盤を今年、来年でつくりたい。
目標自体は大きなものはなくて、2024年の延長だろう。
心もカラダもすこやかに生きること
それは私が見つけた自分らしく生きるために必要なこと。
極端に理想を追い求めるのではなく、曖昧さも残しながら自分の心地よいLINEを模索していく。それをよりブラッシュアップすることは続けたい。
そして、自分のことだけに目を向けるのではなく「誰か・何かに貢献したい」というのは奉仕意欲が強めな私らしいなと思うのだけど、夢を育てたい。
小さい頃から、自分の気持ちさえも他人に表現することが苦手だった私は、実現できない夢の話なんてとてもじゃないけどできるはずもなかった。
だから、敷かれたレールの上を歩くような人生を送ってきた。そんな自分に疑問を持ちながらも、それ以外の道を見つけられなかった。
「好き」という気持ちに素直になること。
それはほんの小さな一歩かもしれないけど、自分の感情と向き合い認めることを少しずつ積み重ねて、ようやく自分のやりたいことに気づくことができた。
好きなものに気づくようになってから、日々は楽しい。
好きな空間に身を置くと心が自然と弾む瞬間が増える。好きなモノ・コトに囲まれて過ごすことが、こんなにも暮らしに彩りを与えるなんて…と改めて驚いている。
私はある意味生きづらさを抱えていた。そのときに適切な言葉や振る舞いを選択するために他人の顔色を伺ってきた。すごく苦というわけではなかったけど、ずっと自分の気持ちは押し込めてきた。
自分が特別なんて思わないけれど、写真なり動画なり文章なり、自分の持っている力で私と同じように生きている人や誰かのあたたかな拠り所になれたらいいなと思っている。
<今年やりたいこと>
・暮らしの発信・提案を続けること・質を上げること
・Youtubeにチャレンジすること
・お店をつくるための基盤づくりをすること
暮らしの発信・提案を続けることは、楽しいけれど簡単ではない。でも、私自身が何気ない日常に救われてきた経験があるからこそ、続けられていると感じている。自分のものさしで選んだものたちが生む心踊る瞬間、光の移ろいの美しさ、暮らしを営む上で見つけた気づき、そんな「小さな幸せ」を誰かに届けたい。
Youtubeへの挑戦は、新しい表現の可能性を探るための一歩。動画という立体的なメディアなら、もっと深く暮らしの魅力を伝えられるのではないかと思う。観た人の暮らしが豊かになるきっかけづくりになるお手伝いをしたい。
そして、やはり自分の手で良いと思ったものを届けたい。
お店づくりというとハードルがぐんと高くなり遠い夢のような響きがあるけれど、良いものを知ったり集めたり、自分の暮らしの中で価値を再構築したり…
「お店」の形にもならないかもしれないけれど、できることをこつこつと積み上げられたらと思う、
30代に向けて、自分のアップデートはもちろん夢への一歩を踏み出したい。
いつか振り返ったとき、「この歳があったから」と思えるような時間を、丁寧に重ねていきたい。
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愛おしい日々のキロク
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心地よい暮らしのつくり方
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