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Rp:29 桜井一の夢 その3

8月の薬剤師交流会で岡田さんと話して感化されたわけではない。
保険薬局で病気の人を治していくということにもやりがいを感じているが、そもそも人が病気にならないような「日々の取り組み」が必要なんじゃないかと思う。
この「日々の取り組み」を伝えるには、患者さんとして訪れる人に伝えるのは簡単かもしれない。
しかし、病気にならない取り組みを伝えるのは健康な人にこそ伝えるべきだ。

いつからこう考えはじめたのか、よく覚えていないけど結婚後なんじゃないかと思う。
僕は薬剤師として持ちうる知識を「どうすれば患者さん以外の人に広められるか」を考え、行動をはじめた。
ブログ、SNS発信などもしたが、一番良いと思ったのが飲食業だ。

なぜ飲食が良いと思ったのか、理由はいくつかある。
・薬局に比べて地域住民との距離が近い
・薬局に比べて入店までの敷居が低い
・薬局以外でやりたいと思えるところが飲食業

の3つが大きい。

僕が考えている飲食業とは、いわゆる薬膳カフェなどではない。
仮に薬膳カフェなど健康的な料理を提供するお店をしたところで直接的に病気を治せるわけでも無いし、
なにより「健康志向の高い人」しか集まらない。
僕が考えているのは「健康志向の低い人を高くする」ことだ。

続く

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