#68 子どもが学校に行けなくなった日
子どもがまだ寝ている間にこっそりと書いている。
娘が、学校に行けなくなった。
進級して1週間。新しいクラス最高!と浮かれていた彼女の顔から、少しずつ笑顔が消えてきた。朝の行き渋りが増える。寝起きが悪くなる。2週間目。授業中に、みんなの前で発表するのが怖いと泣く。クラスが騒がしくて先生が怒るのが怖い。1日1回は怒鳴る。家や習い事ではあまり聞かないような乱暴な言葉づかいで怒るからイヤだ。
そして、ゴールデンウィークが開けて少ししたころ、娘は学校に行けなくなった。
教室での出来事だけが理由じゃない。通学路とか、コロナでお友達と思うように遊べないとか、いろんな「イヤなこと」があった。でも前年度は先生との信頼関係に救われて、晴れやかな顔で3月まで通っていた。
残念ながら、今年は同じようには行かなかったらしい。
学校に行けなくなって約1ヶ月、仕事と学校対応の間に挟まれてヘトヘトになりながら父も母も頑張った。娘が通う学校はそれなりに規模が大きいので、子どもや保護者とのトラブルも私が思うより多いのかもしれない。それにしても、子どもと学校、親と学校の間に信頼関係を築くのがこんなに簡単に難しくなるとは思わなかった。去年の先生が優れすぎていた?そんなことはない。確かにとても接しやすい先生だったが、今年の子どもの学年にも、子どもの方を向いていると一目でわかる先生は何人もいる。
あまりに詳細なことは書けないけれど、どこにも吐き出せない思いを、この先少しずつ誰かに向けて残しておきます。
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