わたしの手帳の話
年末になると店頭に「来年の手帳」がずらりと並びだす。
わたしも以前は毎年手帳を買い換えていたが、スケジュール管理はスマホでするようになり日付が入った手帳は結局持て余してしまうので、いつからか使わなくなってしまった。
それでもやっぱり書いて頭の中を整理したいときもあるので、今は無地のノートを手帳として使うことにしている。
今使っている手帳は数年前にクリムト展で買った「クリムトの赤い手帳」。
大き過ぎず小さ過ぎずな絶妙なサイズ感が気に入っている。
実際に画家のクリムトがスケッチを描いたりして愛用していた赤い手帳をモチーフにして作られたノート。
スケッチブックのようにしっかり厚みのある紙で、ところどころにクリムトのスケッチが差し込まれているというなかなか洒落たノートだ。
この手帳に何を書いているかというと、ざっくり言ってしまえば「なんでも書いている」。
観に行きたい展示や参加したいイベントのメモ、
読んだ本や観た映画の心に残った言葉、
かわいいシールや切り抜きを貼り付けてコラージュしたり、
以前使っていた「自分軸手帳」のように自分にお題を与えてそれをつらつらと書いてみたり。
やりたいこと、やめたいこと、行きたい場所、欲しい物、好きなこと、、、
日記のように毎日書くわけではなくて、なかなか書くことが思い浮かばないときもあるし、一気に何ページも書く時もある。
時間をかけてびっしり書き込んで自分だけの手帳になっていくのがとても楽しい。
スケジュール管理というよりジャーナリング用といった感じ。
頭の中を整理できるし、あとから読み返して一人反省会できるのも良い。
ポイントは、あんまりガチガチに縛らないで、ゆる~く続けること。
世間では「仕事のできる人の手帳」「なりたい自分になる手帳」「夢を叶える手帳術」とかいろいろ言われてるけど、私にとっての手帳は精神安定剤のようなものかなぁ。
他の人の手帳術もいろいろ見てみたいな。