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マティス 自由なフォルム展の話
国立新美術館で開催中の
マティス 自由なフォルム
観に行ってきたよ~!
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GW最終日だったんだけど、思いのほか混んでいなかったのでストレスを感じない程度に自分のペースで観られた。
マティスといえば昨年の上野の展示がボリュームあって満足度高かったので今回はどうかな~?とわくわく。
前半は見たことある作品も多くて、去年見たしサラッとで良いかな〜と思ったけど、復習がてらしっかり見てしまって結局じっくりコース(?)になった。
個人的にテンション上がったのは椅子や机やタペストリーなど、実際にマティスのコレクションや部屋にあったもの。
絵の具がもりもりついたパレットの実物は、色の宇宙…マティスの頭の中を覗き見たような。胸アツ!
マティス作品のモチーフとしてよく出てくる部屋、アトリエは彼の創造の場であり絵画の中心的なテーマ。
「赤いムシャラビエ」なんて、すんっごい手仕事でギリギリまで接近して見ちゃった。
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アトリエの写真、ステンドグラスみたいなタペストリー、花がいっぱい置いてあって、白黒であんまり見えなかったけど、かごに鳥?…すごく好きな雰囲気だったな〜
〇舞台装置から大型芸術へ
衣装の実物と、舞台の映像も流れてた。服って実際に着て動いてこそ!だから映像で見るのだいじ。
装飾の資料となる東洋のオブジェなんかも大量に集めていて、アトリエを引越しても手放すことはなかったんだとか。
でっかい壁画、何回も描きまくってやっと作ったのにサイズ違ってて作り直されたエピソードとか、ズコー!なんだけど、とにかく習作が多い。他の作品を見ても、何回も試行錯誤してる跡が見られて、研究熱心なんだな〜って思うと同時に、作ることが本当に好きなんだろうなって思った。
〇自由なフォルム
ここからやっっとメインの切り絵の作風のはじまり!
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マティスにとっての切り絵の手法は、「デッサンと色彩の永遠の葛藤」を解決する方法。
この切り絵って、色紙を切って貼ってるんじゃなくて、ガッシュで色をつけた紙を(アシスタントが)いっぱい用意して、そこからマティスが形を切り抜いて、ピンで仮留めして作っていくんだそう。(だから点みたいな穴があいてる)
これは間近で実物をよーく見ると色のムラとかがわかる。至近距離で見られる展示の醍醐味!
切り紙が床に散らばってる光景はなんともかわいらしくて素敵だった。
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そして楽しみにしてた、
〇ヴァンスのロザリオ礼拝堂
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礼拝堂にまつわるいろいろのゾーン。
とくに上祭服のデザインは、こんな配色なかなか出てこんよな!っていう色合いが本当に素敵。
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色と形。子どもの落書きみたいなのに、自由でのびやか、溢れる創作意欲。楽しんで作っているのが伝わってくるような。
ラストに今回の展示の目玉、礼拝堂の再現。
ここの展示はやはり、かなり力を入れている感。
一日を通して刻一刻と変わっていく陽の光の入り方、ステンドグラスの柔らかな光。鳥のさえずり、鐘の音。
ずっと見ていたい…と思える空間だった。
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結果
見応え抜群でとても良い展示だった!!
もうすぐ終わっちゃうのでまだの人は今のうちにぜひ見に行ってみて!
~おまけ~
マティスじゃないけど、入り口のところに展示されてたこちら↓
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強化ガラスの間に挟まり空中で静止している瑞々しい果実は時間の経過とともに落下し、地面で朽ち果てていく…
この世界観、好き!
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