小説を書く日記⑤

気がつけば一週間経っていた。すぐに小説を直しても変わらないだろうから、と思っていたのに寝かせすぎた。もう1週間経ったのか。その間にダイニングテーブルが届いたので、それで書こうと思ったけれど、寝かせすぎた。何をやっていただろうと思うと掃除と料理ばかりしていた。読書もしていない。
なのであまりアップデートされていないけれど、直してみる。

『川はどうやって作られるのだろう、と考えてすぐにやめた。』と書いて、前回はダイニングテーブルから遠く離れたことを書いているのだけれど、結構唐突だなと思う。
少し変える。

『川の流れを確認するように天井を見て、川はどうやって作られるのだろうと、玲奈さんに尋ねてみようとしたが、スマホを見ていたのでやめる。』

と最初の一文を変えた。思考から行動、思考、行動と文章の流れを変えてみる。
ちょっとさっきより良い気がする。玲奈さんとの距離感の想像しやすい。
さん付けだな、とか突飛なことを尋ねることができる関係性なんだなと、想像させやすい。ただ文体がまだ決まっていないので、ちょっと変えたい。
僕がよく使うのが演劇のモノローグのような文体で、それは自分に登場人物が落とし込みやすいのでよく使ってしまう。自分の体と言葉が合うので文章が書きやすい。

『川はどうやって作られているのだろうと玲奈さんに尋ねてみようとしたのだけれど、玲奈さんはスマホを見ていて、聞くことをためらってしまって、天井を見てみては架空の川を流してみるが、水はどこからくるのだろう、と考えてしまうので、玲奈さんを再度見るため起き上がると、僕が動いたことでスマホから目を離して目が合ってしまう』

まだ変える必要がある文章だが、結構言いたいことをすべて詰め込んだ冒頭になる。川はどうやって作られるのかということから水がどこからくるのか、という思考の流れが書いててよいなと思った。どこからくるのか、というのがダイニングテーブル小説のテーマというか書いてみたいことなのだろうなと思う。直し始めて、やりたいことがわかってきた!よし!
ただ、この詰め込んだ文章は一文が長くて面白くないなあ。どうしようか。
好みだからか。
また考える。小説を書くって大変だな。

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