【アウトプット】組織の未来はエンゲージメントで決まる
こんにちは。えーじです。
本日はアトラエ代表の新居さんとグロービス経営大学で講師をされている松林さんの共著「組織の未来はエンゲージメントで決まる」についてのアウトプットを書いていこうと思います。
0.はじめに
この本を読むにあたって僕は次の問を立てました。そのため、こちらの問にそって今回はアウトプットを行いたいと思います。
1.エンゲージメントとは何か
2.エンゲージメントに影響を与える要素は何か
3.なぜエンゲージメントはここまで流行しているのか
1.エンゲージメントとは何か
そもそもこれを読んでいる皆さんは「エンゲージメント」という言葉について説明することができますか?
エンゲージメントは様々な定義がありますが、今回は書籍に書かれていた通りの定義を用いたいと思います。
さらにエンゲージメントは仕事に対するワークエンゲージメントと、組織に対する組織エンゲージメントに分類されます。
エンゲージメントとは企業の掲げる戦略について自発的に自分の力を発揮する貢献意欲のことです。よく矢印として企業と社員が同じ方向を向いているかどうかがエンゲージメントであるとされますが、企業の矢印(戦略・目標)と個人の矢印(キャリア意欲、仕事の意欲)が一致する組織がエンゲージメントが高い組織といえそうですね。
厚生労働省による調査ではエンゲージメントが高い組織のほうが人材の定着率や業績が良いといった結果が得られており、人材の定着や業績向上などを目的として多くの企業が注目している考え方だと思います。
2.エンゲージメントに影響を与える要素は何か
エンゲージメントとは何かということについては明確になりました。また、人材の定着や高い業績のために必要な要素であるとして近年注目が高いものであるとも理解できました。
しかし、エンゲージメントを向上させるにはどのようにすればいいのでしょうか?本書ではエンゲージメントに影響を与える9つのキードライバーについて記載されています。※本書ではさらに細分化されていますが、今回は省略します。
①職務(仕事に対して満足感を感じているのか)
②自己成長(仕事を通して、自分が成長できていると感じるか)
③健康(従業員が仕事の中で過度なストレスや疲労を感じていないか)
④支援(上司や仕事仲間から職務上または自己成長の支援を受けているのか)
⑤人間関係(上司や仕事仲間と良好な関係を気づけているのか)
⑥承認(周りの従業員から認められていると感じているのか)
⑦理念戦略(企業の理念・戦略・事業内容に対して納得、共感しているのか)
⑧組織風土(企業の組織風土が従業員にとって良い状態なのか)
⑨環境(給与、福利厚生、職場環境といった従業員を取り巻く会社環境に満足しているのか)
ワークエンゲージメントについてのみですが、先ほどの厚生労働省の調査では活力、熱意、没頭が構成要素となっています。キードライバーではないため意味合いが若干異なるところはあるとは思いますが、探していけば異なる定義も出てきそうですね。
3.エンゲージメントはなぜここまで流行しているのか
さて、ここからは自分なりに”エンゲージメント”がここまで重要になると考えられ始めた背景について書いていきたいと思います。個人的に大きくは2つあります。
1つ目は働くことの価値観が多様化してきたためです。SNSの発展で個人の価値観の発信が非常に容易になった結果、世界的なトレンドとして価値観の多様化が進んできました。働くことの価値観も多様化した結果、熱意をもって働いて”仕事をより意欲的に取り組めるものにしよう”という動きが進んだんだと思います。
2つ目に人手不足が深刻化し始めたこと。単に労働力としての人材が足りないということに加え、IT系の人材が外資系企業へ流れたりするといったことがあげられます。より自社に来てもらうために優秀な人材には高い給料を支払ったりするような流れが生まれ始めましたが、エンゲージメントもその一つだと思われます。社員のエンゲージメントを高めることによって、定着率を高めることが狙いにあると思われます。
特にアメリカなんかは人材の流動性が高いので、より注目されてきたのかもしれませんね。
4.終わりに
エンゲージメントの向上については様々なメリットがみられました。ただ、エンゲージメント向上に本気で取り組みたいのならば社内制度の見直しなど、かなり大変になってきます。
アンケートなどで細かく定点観測を行いながら進めていきましょう。
本日は以上になります!それではまた次回!
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