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相手の言葉を「待つ」

こんにちは、"_dawn_"です。
今週、コーチングにおいて「待つ」ことの大切さを体感した一幕があったので、記録の意味も込めて投稿します。

まずは、以下、対話のサマリーをご覧ください。かなり端折ってますが、私がコーチングを受けているときのものです。

実際の対話(学習パターンへの執着について)

私:コーチングの勉強をしていて、インプットいっぱいする中で頭がオーバーヒートしてます。どうやってこの状態に対処するか考えたいです。

コーチ:今、どういう状態か話してみて。

私:大容量のデータをDLして通信制限かかってる感じ。インプットしたものがなかなか入ってこないし、出すこともできない。それに引っ張られてパフォーマンスが全体的に落ちている気がする。

コーチ:でもそれ、ある種、正常じゃない?そりゃ、一気には無理よね。どうしたい?

私:もっと上手くインプットしたい。学習パターンを変えないといけない気がする。

コーチ:これまでどうしてた?

私:今までは時間投下でゴリ押ししてた。上手く飲み込めないことも、振り返って自分の言葉にして理解できるまで、時間をかけてきた。でも、そのやり方を変える必要があると思っている。机上で概念をいじくるのでなく、とにかくやってみるでいいじゃんと思っている。でも、それもちょっと教科書的な正論すぎて、なんかそれを求めているんじゃない気がする。

コーチ:やりたいのにやれない?何が起きてる?

私:新しいやり方で学びたい。でも、今までのやり方で上手くいったこともある。それを活かしたい自分がいる。両方やりたい。

コーチ:なんか、欲張りだね。

私:そうかもしれない。でも、ちゃんと学びたいと思っている。

コーチ:それをやろうとしていることって、あなたにとってどういう感じ?やりたくてやってる感じ?やらないといけない感じ?

私:やりたいと思っている。

コーチ:それはあなたにとってどういう意味があるの?

私:いい仕事をしたい。時間を預けてくれたクライアントにとって持ち帰りのある時間にしたい。そして、そのことを通して自分自身も人格を磨きたい。

コーチ:意思を持っているんだね。

私:そうです。

コーチ:そこに向かうため、学びたいと思ってる。でも、なんかエラーが起きてるっぽい。これってあなたの中で何が起きてるの?

私:うーん。。。

コーチ:(待つ⏰⏰⏰)

私:自分に過度に期待しているんだと思う、できもしないのにこれまでのやり方で上手くやろうとしてる。そうできる自分でありたいと願っているだけだと思う。
※なお、この時点で私は、よく見聞きするような心理動作を自分に当てはめて、綺麗に考察した風で取り繕っていました。つまり、まだ表面的な会話。

コーチ:(待つ⏰⏰⏰⏰⏰⏰)

私:…というか、ただ単に、自分はプライドが高いんだと思う。つまんないプライド。
※私は、自分をディスることで内面をさらけ出したテイにして、やっぱり綺麗に考察した風で取り繕っています。なお、リアルタイムでは自分でも無意識でした。まだ、薄皮を剥いだ程度で、芯を食ってはいない。

コーチ:(待つ⏰⏰⏰⏰⏰⏰⏰⏰⏰)

私:なんか、ゴリ押しのやり方しか知らなくて、それを手放したら、自分は「頑張っていない人」になっちゃう気がする。それを怖れている。
※ホントにポツッと出てきた言葉。自分で話してて、かなり核心に近い感覚を持ちました。

コーチ:そうなんだ。それって誰に対して?何に対して?それを考えてみてもいいかもね。

ここで時間切れ、To Be Continued…

勇気が出るまで待つという手札

いかがでしたか?

この対話の最後の最後に、私は、自分の情けないところ、ダサくてショボくて、他人に言いたくない部分が露出した感覚がありました。

人は、ちょっとやそっとじゃ「取り繕う」ことをやめられないんだなーと。

でも、これを認めないと、どっかで自分の枠をはみ出す時にブレーキになっちゃうんですよねきっと。

だから、それを自分で言葉にすることで受け入れる。受け入れた上で、これからどうするかを考える。自分の固定概念、枠をはみ出て行動変容できる。

その勇気を自力でつかむために、コーチは「待つ」というカードを使う。「待つ」ということが、相手が自力で思考できると信じることであり、相手の主体性を引き出すということ。

そんな学びでした。

私は今、コーチングを勉強する中で、いかに自分が自意識に囚われていて、これまで他者にリスペクトや関心を向けられていなかったかを痛感する日々です。

的確に質問しなきゃとか、傾聴の姿勢を示さなきゃとか、それってクライアントのことホントに考えてるんだっけ?となるわけです。

まだまだプロコーチへの道は始まったばかり。価値ある時間をクライアントの方に提供したい。がんばります!

ではまた!

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