シンガポールテイクアウト事情
この間、東京本社のメンバーたちとビデオ会議をしていて、私は買ってきたミルクティを持ち上げ飲もうとした。
「あれ、それプラスチックの袋?」
私はコップを見て、気づいたんだ。こんな飲み物のテイクアウトはたぶん、シンガポールと隣のマレーシアしかしないことだと。
入れるテイクアウト
昔 (1960年代かな)、コストを控えるためにプラスチック袋に飲物を入れてた。。そのときの店も狭いし、プラスチック袋にすると収納も楽になる。お客さんが持ち歩くのは便利だし、薄い袋に入れた飲物が早く冷めるので、猫舌の人にも人気。
でも見た目のせいで、よくネットでほかの地域の人に「人工肛門バッグからコーヒーを飲んでる」とディスされるw 気持ち悪いけど面白いこと言ってるね。
こんなプラスチック袋もスープとか麺類のテイクアウトに使えれる。こんな感じです。家に着くと家のお皿に出して、普通に食べる。
よく考えたたら、シンガポールのテイクアウトパッケージは確かに、変かもしれない。
包むテイクアウト
素材といえば、プラスチックがあったら紙ももちろんある。
ちょっと醜いんだけど、紙に包んでいたチキンライステイクアウトはこんな感じになる。
でも相変わらずおいしいな。
実は紙テイクアウトが広げた前に、テイクアウトするとビンロウジュやバナナの葉っぱで包んでいた。葉っぱの薄い香りが食べ物自身の香りをアップできるし、保温性もいいらしい。昔、イクアウトだけでなくて葉っぱもお店のお皿の代わりにも使える。
シンガポールのホッケンミー(Hokkien Mee)とナシーレマッ(Nasi Lemak)はこんな出し方をしていた。ここ数十年、衛生面と供給の配慮でそうしている店ほとんどなくなっているけど、でもギミックとして名店や老舗は何軒かまだ葉っぱを使ってる。(でもレアすぎて、最近見ないね。)
最近環境破壊の配慮で政府が「Bring Your Own (自分のを持っていきましょう)」というキャンペーンを実施している。私は賛成だけど、でもシンガポール独特なテイクアウトの仕方が消えてほしくない自分もいる。
困るね。何十年後、文化保護と環境保護の戦いは、どっちが勝つのかな?