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【2024年最新】大学職員の年収実態:私立vs国立、年齢別比較で徹底解説

今回は大学職員の年収実態と選ぶべき大学の基準について徹底解説します。

大学職員って高収入?
どの大学を選ぶべきですか?
私立国立どっちがいい?

といった相談を受けることが多く、この点について紹介しようと思います。

ちなみに私の在籍する大学は学生定員4,000人を超える優良私立大学であり、現在の年収は800万円超えています。(残業ほぼなし)
数年後には年功序列でほぼ確実に1,000万円の大台に乗ります。

今の大学に就職する際には、内定を7大学から獲得しており、大学職員の面接は計30回以上受けてきました。
そして大学職員として採用担当の経験もあることから、大学職員への就職に関しての知見だけは持っています。

たくさんの方からの相談をもとに完成したこちらの皆さま利用されているノウハウの参照ください。

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1. 大学職員の平均年収:意外と高い?業界別ランキングでの位置づけ

大学職員の年収は、多くの人が想像する以上に高水準にあります。

私が現役の大学職員として実感している大学職員の年収は、他業種と比較しても遜色ありません。

実際、日本私立学校振興・共済事業団の調査によると、私立大学職員の平均年収は734万円となっています。

この数字は、全業種平均の436万円を大きく上回っています。

そんな大学職員になるためにはまずはエントリーシートを通さなければいけません。

大学職員は高い倍率がゆえにエントリーシートの通過率がかなり低いです。

通過率85%を超えた 私 の ES を共有しています。

大学職員の年収がこれほど高い理由の一つは、安定した財政基盤にあります。

学費収入を主とする大学は、景気変動の影響を受けにくい特徴があります。
そのため、大学職員の年収は比較的安定しており、年功序列の傾向も強いのです。

大学職員の年収は、金融業や情報通信業には及ばないものの、製造業や小売業よりも高い水準にあることが多いです。

2. 私立大学vs国立大学:職員の年収格差とその理由

大学職員の年収を考える上で、私立大学と国立大学の違いは重要なポイントです。

私立大学職員の年収は、前述の通り平均734万円ですが、国立大学職員の平均年収は576万円と、約160万円の差があります。

この大学職員の年収格差は、私立大学と国立大学の運営形態の違いに起因しています。

私立大学は独自の財政運営を行うため、収益に応じた柔軟な給与設定が可能です。

一方、国立大学は国からの運営費交付金に依存する部分が大きく、給与体系も国家公務員に準じる傾向があります。

そのため、大学職員の年収は私立大学のほうが高くなりやすいのです。
ただし、大学職員の年収は大学の規模や財政状況によっても大きく異なります。

実際私の大学にも国立大学からの転職がかなり多いのはこの年収が一番の理由でしょう。

3. 年齢別・職位別の大学職員年収推移:20代から50代までを徹底解説

大学職員の年収は、年齢や職位によって大きく変動します。

この変動は、多くの大学で採用されている年功序列制度と、キャリアの進展に伴う職位の変化によるものです。

ここでは、20代から50代までの大学職員の年収推移を、私の経験と業界データを基に詳しく解説していきます。

大学職員は特に年代によって採用方法が大きく変わる職種の一つだと私は考えています。

私の大学のことしか詳しくは知りませんが年齢によって大きな採用の差があるのは確実です。

まず、20代の大学職員の年収についてです。新卒で大学職員として入職した場合、初任給は大学によって異なりますが、概ね300万円から400万円の範囲内に収まることが多いです。

20代後半になると、定期昇給や各種手当の増加により、年収は400万円から500万円程度まで上昇します。

この時期は、基本的なスキルの習得と業務への適応が求められる時期であり、年収の上昇は緩やかです。

30代になると、大学職員の年収は大きく上昇します。

30代前半で500万円から600万円、後半になると600万円から700万円の年収が一般的です。

だからこそ自分が大学職員として何に貢献できるのか根拠を示しながらアピールする必要があります。


この時期は、主任や係長といった役職に就く機会も増え、それに伴って役職手当が付くことも年収アップの要因となります。

また、業務経験の蓄積により、より高度な業務を任されるようになり、それが給与に反映されることも多いです。

40代の大学職員の年収は、さらに上昇します。

40代前半で700万円から800万円、後半になると800万円から900万円を超えることも珍しくありません。

当然その高いお金を払うだけの、自分を採用するメリットをしっかりと提示してください。

この年代では、課長補佐や課長といった中間管理職に就く職員も多く、それに伴って年収も大きく上昇します。

ただし、この段階で管理職と一般職の年収差が顕著になり始めます。

50代になると、大学職員の年収は最も高くなります。

50代前半で900万円から1000万円、後半では1000万円を大きく超える年収も珍しくありません。特に、部長や局長といった上級管理職に就いた場合、年収1200万円を超えることもあります。

私の経験上、50代の大学職員の中には、年収1500万円を超える高給取りも存在します。

ただし、ここで注意すべき点があります。

大学職員の年収は、大学の規模や財政状況によって大きく異なります。

大手私立大学や財政基盤の安定した国立大学では、上記のような高水準の年収が期待できますが、小規模な私立大学や財政難の大学では、これよりも低い水準になることがあります。

また、近年では、年功序列型の給与体系から能力主義・成果主義への移行を進める大学も増えています。

そのため、単に年齢を重ねれば自動的に年収が上がるわけではなく、個人の能力や業績が年収に反映されるケースも増えています。

大学職員の年収は、このように年齢とともに上昇していく特徴がありますが、それは同時に長期的なキャリアプランを立てやすいということでもあります。

20代、30代のうちにしっかりとスキルを磨き、40代、50代で管理職を目指すことで、より高い年収を得ることが可能になります。

一方で、管理職を望まない場合でも、専門職として高度な専門性を身につけることで、それに見合った高い年収を得られる道も開かれています。

例えば、国際交流や研究支援、財務管理などの分野で専門性を高めることで、管理職と同等以上の年収を得ている専門職の大学職員も少なくありません。

大学職員の年収は、このように年齢や職位、専門性によって大きく変動します。

自身のキャリアプランを考える際には、単に年収だけでなく、どのような仕事をしたいのか、どのような専門性を身につけたいのかといった点も含めて、総合的に検討することが重要です。

大学職員という職業は、長期的な視点で見れば、安定した高収入と充実したキャリアの両立が可能な、魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

4. 大手私立大学のボーナス事情:驚きの支給率と年収アップの秘訣

大学職員の年収を大きく左右するのが、ボーナスの存在です。

特に大手私立大学では、驚くほど高いボーナス支給率を誇ることがあります。
私の勤務する大学では、年間6ヶ月分のボーナスが支給されています。
これは、大学職員の年収を大幅に押し上げる要因となっています。

大学職員の年収アップの秘訣は、このボーナスにあると言っても過言ではありません。
例えば、月給40万円の大学職員が6ヶ月分のボーナスを受け取ると、240万円の上乗せとなります。
つまり、大学職員の年収は基本給の1.5倍近くになる可能性があるのです。
ただし、大学職員の年収やボーナスは大学によって異なるため、就職や転職の際は十分な情報収集が必要です。

実際私の給料はこちらで公開していますので参照ください。


5. 知られざる大学職員の福利厚生:年収以外の魅力的な待遇

大学職員の年収の魅力は高いですが、それ以外の待遇も見逃せません。

私が実感している大学職員の福利厚生は、他業種と比べてもかなり充実しています。

例えば、多くの大学で大学職員は学費免除や減額制度を利用できます。

これは、大学職員の年収に換算されない大きな経済的メリットとなります。

また、大学職員の年次有給休暇の取得率は一般的に高く、働きやすい環境が整っています。

私の経験では、夏季休暇や年末年始休暇も比較的長く取得できることが多いです。

これらの休暇は、大学職員の年収には直接反映されませんが、ワークライフバランスの面で大きな利点となります。

このことから大学職員はかなり人気な職業となってしまいました。

だからこそかなりの倍率をくぐり抜けなければ内定すら取れません。

だからこそ大学職員になるためには大学職員に特化した面接対策が必須です。

エントリーシートが通ったとしても大学職員の複数回に及ぶ面接は最終面接においてもかなり落とされるかなり厳しいものとなっています。

うちの大学でも最終面接ですら通過率は50%を切っています。

昨年はこちらから43名の内定者が出ましたので是非参照ください


6. 大学職員の年功序列システム:なぜ年収が安定して上昇するのか

大学職員の年収が安定して上昇する背景には、強固な年功序列システムがあります。
このシステムは、大学職員にとって大きなメリットとなっており、キャリアの安定性と予測可能性を高めています。


ここでは、年功序列システムの仕組みと、それが大学職員にもたらす具体的なメリットについて詳しく解説します。

まず、多くの大学では、大学職員の年収は勤続年数に応じて自動的に上がっていく仕組みになっています。

これは、大学職員の年収が経験や専門性を重視する傾向が強いためです。

具体的には、毎年の定期昇給や、一定期間ごとの昇格による基本給の上昇、さらには勤続年数に応じて増加する各種手当などが、年収の安定的な上昇をもたらしています。

私自身、大学職員として勤務する中で、この年功序列システムによる昇給を実感しています。

例えば、入職時から比べると、10年間で基本給が約30%上昇しました。これは、特別な昇進や業績がなくても実現した上昇です。

このような安定した昇給は、大学職員の生活設計や将来計画を立てやすくする大きなメリットとなっています。

大学職員の年収が年功序列で上がる理由の一つは、大学組織の特性にあります。


大学は長期的な視点で運営される組織であり、職員の長期的な成長と貢献を重視します。そのため、大学職員の年収は短期的な成果よりも、長年の貢献や経験が評価されやすいのです。

この年功序列システムがもたらす大学職員の具体的なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます

安定した収入の見通し


年功序列システムにより、将来の収入がある程度予測可能となります。

これにより、住宅ローンの計画や子どもの教育資金の準備など、長期的な人生設計が立てやすくなります。

低ストレスの職場環境


業績による評価が少ないため、短期的な成果を求められるプレッシャーが比較的少ないです。

これにより、精神的なストレスが軽減され、長期的に安定した勤務が可能となります。

公平性の確保


同期入職の職員間で大きな給与格差が生じにくいため、職場の人間関係が良好に保たれやすいです。

これは、チームワークを重視する大学業務において大きなメリットとなります。

専門性の向上


短期的な成果にとらわれず、長期的な視点で自己の専門性を高められます。

例えば、学生支援や研究支援など、特定分野のエキスパートとして成長することが可能です。

ワークライフバランスの実現


年功序列システムにより、過度な残業や休日出勤を強いられることが少なくなります。

これにより、私生活と仕事のバランスが取りやすくなります。

キャリアパスの明確さ


年功に応じた昇進・昇格のパスが明確なため、自身のキャリアの方向性を長期的に計画しやすいです。

ただし、このシステムにも課題がないわけではありません。

例えば、若手の優秀な職員のモチベーション維持や、組織の新陳代謝の促進などが課題として挙げられます。

そのため、近年では年功序列を基本としつつも、一部で能力主義や成果主義を取り入れる大学も増えてきています。

例えば、私の勤務する大学では、基本的な年功序列システムを維持しつつ、特定のプロジェクトでの貢献や、業務改善の提案などに対して、特別昇給や賞与の増額といった形で評価する仕組みを導入しています。

これにより、年功序列の安定性を保ちながら、職員の意欲向上と組織の活性化を図っています。

結論として、大学職員の年功序列システムは、安定した収入と予測可能なキャリアパスを提供することで、職員の長期的な成長と貢献を促進しています。

このシステムは、大学という組織の特性と合致しており、職員にとっても大きなメリットとなっています。

ただし、組織の硬直化を防ぐためには、適度な改革と柔軟性の導入も必要であり、これが今後の大学職員の年収システムの課題となるでしょう。

7. 転職者必見!大学職員の年収交渉術と押さえるべきポイント

大学職員への転職を考えている方にとって、年収交渉は重要なポイントです。

大学職員の年収は基本的に年功序列ですが、転職時には交渉の余地があります。

私の経験から、大学職員の年収交渉で押さえるべきポイントをいくつか紹介します。
まず、大学職員の年収の相場を十分に理解しておくことが重要です。

次に、自身の経験や専門性が大学職員としてどのように活かせるかを明確にすることです。

大学職員の年収は、その人材の価値によって変わる可能性があります。
また、大学職員の年収には基本給以外の手当も含まれるため、総合的な待遇を確認することが大切です。

交渉の際は、大学職員の年収だけでなく、福利厚生や勤務条件なども考慮に入れましょう。

8. 将来性は?少子化時代における大学職員の年収動向と対策

少子化が進む中、大学職員の年収の将来性について懸念する声もあります。
しかし、大学職員の年収は短期的には大きな変動はないと考えられています。

その理由の一つは、大学進学率の上昇傾向にあります。
これにより、大学職員の年収への直接的な影響は緩和されています。

とはいえ、長期的には大学職員の年収にも変化が訪れる可能性があります。
そのため、大学職員の年収を維持・向上させるための対策が必要です。

例えば、専門性の向上や新たなスキルの獲得が重要になってくるでしょう。
私自身、大学職員の年収を安定させるため、常に自己啓発に努めています。

大学職員の年収は、大学の経営状況や社会情勢によって変動する可能性があります。
しかし、教育の重要性は今後も変わらないため、大学職員の需要は一定程度維持されると考えられます。
大学職員の年収を長期的に安定させるためには、変化に適応する柔軟性と専門性の両立が求められるでしょう。

これからの時代、大学職員の年収を守るためには、自身の価値を高め続けることが重要です。

結びに:大学職員の年収と将来性を見極める重要性

大学職員の年収の高さは魅力的ですが、ここで一つ重要な点を指摘しておきましょう。

確かに大学職員の平均年収は高水準にありますが、これはすべての大学に当てはまるわけではありません。

将来性のある、財政基盤の安定した大学でこそ、高い年収と充実した福利厚生が実現されるのです。

「大学職員ならどこでもいい」という考えは、長期的なキャリアプランを考える上で危険かもしれません。

大学の評判、財務状況、学生数の推移などを十分に調査し、自身の価値観と合致する大学を選ぶことが、安定した高収入と充実したキャリアへの近道となるでしょう。

大学職員を目指す皆さんには、単に年収だけでなく、大学の将来性も含めて慎重に検討することをお勧めします。

ここまで読んでいただいてる方はかなり大学職員に対する志望意欲が高い方だと思います。

だからこそ絶対に大学職員になりきるためにはしっかりと面接対策が重要です。

大学職になるためには優秀なだけではいけません。

星の数ほどいる志望者の中から秀でた強い志望度合いを示さなければいけません。

これは口だけではかなり難しいです。

だからこそ私が30回以上大学職員の面接を受けてきて7つの大学から内定をいただいた面接対策をお勧めしています。

ご覧の通り利用者の方にいますので参考にしてください。


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