大学職員の面接は準備をすれば内定は余裕?
私は大学職員の面接を30回以上受けてきました。
「なんでそんなにうまくいくの?」
私がごくごく普通のサラリーマンだったことから
この言葉をたくさん言われてきました。
それくらい私は特に容姿が良いわけでも前職で圧倒的な成果を残したわけでもない普通の人間なのです。
そんな私がなぜここまで大学職員の転職活動を無双できたのか
その辺り体験談に希少価値があるということを知り、情報発信します。
大学職員の面接は質問の準備次第で内定は余裕?
先ほど私は大学職員の面接を受けまくったことを説明しました。
そして最終的に7つの大学から内定を獲得しています。
なぜそういうことができたかというと、しっかりと面接準備をしてきたからです。
普通の人間だからこそ、徹底的に面接質問の準備をしてきました。
そしてこの面接の準備とは、一般的な準備ではなく大学職員の面接に特化した準備を指します。
大学職員は倍率がかなり高い、そして学校法人だからこそ一般企業とは異なり大学職員の面接官の視点も異なります。
ちなみに私は大学職員の採用担当者として面接の経験もあります。
その採用側と採用される側の視点も踏まえた面接対策が必要です。
具体的に実際に私が聞かれた100の質問を公開していることもあり、ここから大変多くの大学職員の内定者が出ています。
大学職員の面接に関する具体的な対策
大学職員の面接は将来への一歩を決定づけるものであると理解してください。
所詮面接対策と思わないでくださいということです。
大学職員は倍率がかなり高いからこそ、面接の重要性は計り知れません。
しかし、面接に対する不安を感じるのは自然なことです。
ここでは、効果的な対策を紹介し、読者が面接に臨む際に自信を持てるようサポートします。
大学の研究と特徴の理解
大学職員を受ける上では当然相手のことをしっかりと理解しておく必要があります。
ここでいう理解とは大学について 上っ面のことを インプットするだけではありません 。
具体的には 下記のようなことを指します
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・各大学が出している 中期経営計画を読み込み 自分で働きたい 貢献できると思う部署の課題を立てて自らが変えられること、改革できることを具体的に提示する
・大学の財務諸表を確認し大学の弱みを確認して 改善点を提案する
・大学の 7年ごとに出される 認定評価を確認し 大学 自ら 弱みと感じているところを理解し 自らの意見を述べる
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これぐらいして、やっと周りの人と差をつけられますし 本気でその大学に入りたいという意思が伝わります
またその大学の教授が行っている研究についても理解を深めましょう
大学の研究と特徴を理解することは、面接での差別化につながります。
研究の方法や大学の特徴に焦点を当て、自分の経験やスキルをどのように活かせるかを合わせて主張することができれば周りとの差をグッとつけられます。
模擬面接の重要性と具体的な手法
これは転職活動全般に言えることですが、模擬面接はかなり重要です。
模擬面接は、実際の面接と同じ環境でのトレーニングをさします。
模擬面接を通じフィードバックを得て、弱点を克服し、自信をつけることが大切です。
この模擬面接はやった方がいいと誰しもわかっているものの、ほとんどの人は行わないのが現実です
時間がなかったり そもそも 恥ずかしかったり 色々とやらない理由をつけて大き 面接する人はほとんどいません
だからこそ 模擬面接することで 先行通過率を格段に上げることができます
新卒の就職活動時は 模擬面接は皆さんしたはずです
それなのに なぜ転職活動となれば 模擬面接する機会がほぼなくなってしまうのでしょうか?
やったらいいと分かってることは是非やってください
そして本当に悩まずやってください
私はココナラというサービスを使い 模擬面接を10回以上 重ねて 本番に臨んできました
そして本番でも30回以上 大学職員の面接を受けたからこそ 経験を積むことの大切さを理解しているつもりです
自己分析と強みの確認
自己分析を通じて、あなたの強みや価値観を明確にしましょう。
これを面接でどのようにアピールするかを考え、具体的な事例を交えて説明をしてください。
できれば客観的に尺度を測れるような強みがいいですね。
具体的な数字や根拠を提示しながらだからこそ大学職員としても活躍できるということが述べられれば最高です。
大学の価値観との共鳴
大学の価値観に共感し、それを自己PRに反映させることが大切です。
ここは大学 自らがアピールしている点をより深く理解し 共感してあげると相手は喜びます。
特にこれは序盤の1次面接とかではなくて、最終面接付近の面接官に言ってあげると喜びますね
おすすめは 大学の認定評価を確認し、大学 自らが自分たちで素晴らしいと思ってることを客観的に褒め称えるのです
そして、具体的なエピソードやプロジェクトを結びつけ、なぜその大学に貢献できるかを明示します。
なかなか こんなことをしている人いないので 各大学 個別でこの準備を行うとかなり面接の突破力が上がります
面接の鍵は 逆質問にあり
一般的に面接では主導権が面接官の方にあり質問攻防のスキルが求められます。
予測可能な質問に備えつつ、個性的な質問にも適切にあたふた せず しっかり答えられるかを見られています。
そして 形勢が逆転するのが面接の最後の逆質問です 。
そこでは 主導権は当然 皆さんにあります。
そこで自分のインパクトを強く残せるような逆質問を行うことで終わりよければ全てよし という感じでかなり好印象を残すことができます
そしてこの 逆質問対策も意外とみんなしていないのです
模擬面接をみんなしていないのと同じで必ず聞かれるのに準備をしないなんて本当にもったいない
仕事のやりがいは何ですか?
今までつらかったこと 楽しかったことは?
といった感じで、小学生でも聞けるような逆質問はむしろするとマイナスだと私は思っています
そして そんな 逆質問の場で面接官の本音が聞けるわけもないとも思っています
そのため 逆質問の場は本当に聞きたいことを聞くのではなくて 面接の最後に自分の印象を良くするための場だと考えてください
それでは 具体的にどのような逆質問が効果的で好印象を残せるのでしょうか
私は面接官として一次面接だけしかやったことがないですが、かなり好印象が残っている大学職員受験者の逆質問例を紹介します
逆質問で好印象な方は、やはり個別具体的な逆質問も投げかけてくる人です
例えばこんな感じ
大学は学校法人であるがゆえにその地域や社会のために活動を行い それを 対外的にアピールしているリリースが何個か必ずあるはずです
そのリリース 内容を具体的に 頭出しした上で、自分自身も地域や社会のために教育面から携わりたい。しかし、転職したての自分でもそういった活動に深く携わることができますか?
こんなことを逆質問してくる 受験者は正直可愛がられます。
こんな小手先の話と思うかもしれませんが、面接官は正直 こういうことで コロっといきます。
大学職員は応募者が多いため 1日に10人程度の面接を行うこともあります
正直 一日中 面接をしてると疲れるんです
そんな中 こういう自分たちが喜ぶようなことを言ってくれる可愛い受験者は正直通したくなります
ぶっちゃけ面接中にどうであれ最後これよければ通ることもあります。
それぐらい疲れていますから。
最終面接に近くなればなるほど 効果抜群です。
さらに良い印象を与えたい場合はこちらの記事を参照ください。
情熱と興味のアピール
あなたの仕事への情熱と興味を伝えることは言わずもがな重要です。
具体的なその大学にしかない特有の呼び名がついたプロジェクトや活動への情熱を表現し、その仕事へのコミットメントを示します。
大学のホームページだけでなく リリース 内容や 運営されている SNS などくまなく確認するとその大学 特有のプロジェクトはどこかで必ず見つかります。
そのプロジェクト名を面接で一言発するだけで「お、こいつなかなか大人の大学のこと調べてるじゃん」となり効果抜群です。
こちらもこんなこと好きなテクニックともあれかもしれませんが面接対策はこういうことの積み重ねです
言語スキル向上のためのアプローチ
非言語能力だけではなく もちろん言語スキルは大学職員として重要な要素です。
効果的なコミュニケーションのために言語スキルを向上させ、面接で自分の意思を明確に伝えましょう。
そのためにはやはり自分の言っている言葉が聞き手に対してどう感じ取られるかを把握しておくことが重要です
意味不明なことを言うなよ?と思うかもしれませんが、
あなたの言っていることはちゃんと相手に伝わっていますか?
ほとんどの 選考受験者は自分が喋れたか?喋れてないか?というものさしで面接が上手くいったかどうかを自己判断します
大学職員の面接に不合格が連続し、私の元へ相談に来る方に意外と多いです
そういう方の模擬面接をしていると確かに話はするんだが 自己満に終わっており正直何を言ってるかわからないという人が多い
私は模擬面接を行ってあげる際は、その人のスマホを借りて話してる姿を撮影してあげるのですが そこで自分で気づいて欲しいのです
「あれ?これ自分の言ってること分かりにくいな、伝わってないのかな?」と。
つまり自分の脳で考え、自分の口で発したものが相手の耳に入り 伝わるまでに自分と相手の間でギャップが生じていないかを確認すべきということです。
四の五の言わず一度自分の死亡理由や自己 PR 転職理由を述べている動画を撮ってみて 聞き返してみてください
必ず何かしら 気づくことがあるはずです
面接対策であれこれしろこれを変えろと言われるより その方がよっぽど 効果的ですね
これを言語的なコミュニケーションの改善と呼んでいます。
もちろん非言語コミュニケーションも大事です。
大学職員のES(エントリシート)を通過するには非言語コミュニケーションですからね。
コスパよくES(エントリシート) を通過させたい人はこちらを参照ください
挑戦への対応力を強調
過去の挑戦にどのように取り組んできたかを具体的に伝えることは大切です。
特に大学職員の中途採用は即戦力としてどのぐらい活動できるかを把握されます。
国から改革を示唆されている以上、行動力や挑戦する力というのを図られます。
今の仕事で何かしら挑戦して対応力を発揮したところがあれば、具体的なエピソードを交えながら話すと良いでしょう。
もしくはキーワードだけを先出しすると、面接官は間違いなく深掘りしてくる部分でしょう。
この部分は駆け引きで戦略的に行ってください。
キャリアゴールと大学での寄与
将来のキャリアゴールを大胆に提示し、その大学で果たすべき役割や寄与のビジョンを具体的に語ります。
このアドバイスを転職希望者にすると「転職希望者のくせに生意気だと思われませんかね?」とみんなに言われます
結論こういう人を求めているのでどんどん言ってください。
先ほどお伝えしましたが大学は改革を国から示唆されています。
今現状働いている大学職員は基本的に年功序列ぬくぬく高給料のため、環境を変えるような改革をやりたがる人はほとんどいません。
その環境を変え自らが周りを引っ張っていけるような人間が重宝されるということです。
そのため大きなキャリアボールを大胆に示すことは、手っ取り早くやる気を示す良い手段です。
別にここで発言したキャリアゴールを転職してから成し遂げる必要もありません。
面接で内定を取るためだけに言うという発言もOKだと私は思っています。
大学職員としてはそれをやりたい、そんなことをしたいんだけど実際できないという本音に突き刺しながら、自らが転職した後やって遂げるんですというぐらい言ってあげればかなり来て欲しい人材にうつりますね。
ネットワーキングと先輩のアドバイス
大学関係者とのネットワーキングは、職に就く上で有利です。
ここでいうネットワーキングとは、大学職員として就職したい大学の職員に知り合いがいないかということです。
特に今の仕事の退職者でその大学に転職している人がいたら最高ですね。
その人にコンタクトを取り大学の内情を知るだけではなくて、どういう人が選考に通りやすいか聞いてください。
必ず参考になる内容があるはずです。
私自身も実際そうでした。
転職前の銀行から自分の第一志望の大学の職員として転職した人がいたので徹底的にその人に協力を頼みました。
その人は面接官や採用担当者ではもちろんなかったのですが、大学の風土や、今大学内で実は力を入れていることを教えていただきました。
それをうまく取り入れその大学が求めていることやスキルは自分でできるということをアピールするという手段もありますね。
先輩職員からのアドバイスを活用し、その大学での成功につなげましょう。
大学職員面接のよくある質問と準備
Q 過去の失敗や挑戦について教えてください。
大学職員から好まれるスキルをアピールすることが効果的です。
回答例
「過去の挑戦では、プロジェクトの期限に追われましたが、チームと協力してスケジュールを守り、成功に導くことができました。」
↑は少し浅いですがチームワークや調整を行う力は大学職員が好むスキルではあります。
Q 大学環境での課題にどう取り組みますか?
おすすめはキーワードをまず提示して面接官から突っ込ませるやり取りが良いでしょう。
この質問に対して1分や2分自ら喋ってしまうと面接官は飽き飽きします。
回答例
大学環境では、柔軟性を持ちつつ、データドリブンなアプローチで課題に取り組み、解決策を提供します。
Q 仕事とプライベートのバランスをどう保ちますか?
プライベートに仕事が大好きです、仕事に全ての時間を捧げます的な昔のサラリーマンのような考えの人は好まれません。
歩行様に勘違いしている人がいますがこれは古い体質の大学職員であっても同じです。
回答例
タスク管理と優先順位付けを重視し、効果的な時間管理で仕事とプライベートのバランスを保っています。
Q なぜこの大学で働きたいと思いますか
これが一番大事です。いわゆる志望理由ですね
この大学の研究と価値観に共感しましたー的な 浅い理由は正直微妙ですね。具体的には次を参照ください
Q 大学職員の仕事に就く志望動機を教えてください。
大学職員として働く上で志望動機は最も大切です。
と言ってもなかなか志望動機がない人も多いはず実際私もそうでしたが大学職員は待遇が良くて給料が高くて事務職だこれだけで転職を決めているようなもんです。
本気で大学職員になりたければ新卒で大学職員の道を選んでいます。
そのため志望理由がないという人がほとんどだと思います。
そして無理やり考えるがあまり誰でも言えるようなどの大学でも通用するような志望理由で皆さん撃沈します。
具体的な自分しか言えない、超差別化できる、志望動機の作り方10選は詳しく解説しています。
こちらの記事を参照ください。
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