石本商店1周年記念の「本ができるまで」をここで公開してます(写真・文章・構成ぜんぶ!)
新潟亀田にある
「カレーとごまどうふの店 石本商店」は
今年7月9日に「1周年」をむかえます。
その記念に、夫婦で「フォトエッセイ」を
作ることにしました。その内容を公開中です!
・・・
本のタイトル「カレーと、ごまどうふと、夫婦と。」
●表紙写真(裏表紙まで一緒)
●1−2p(見開き写真)
●3−4p(はじめに・担当妻)
@@@@@はじめにの言葉@@@@@
●5−6p(目次)
①君は太陽
●7−8p(↑章のこのタイトルページ)
●9−10p
「あまいとからい」
スパイシーなカレーを食べたら、
甘くて優しいごまどうふを食べたくなる。
辛いものの後は、
甘いものが食べたくなるように、
味覚だって「バランス」を求めてる。
だから、つらい仕事や経験をしたあとは、
自分をあまやかす時間が必要。
自分の「感情」や「経験」だって、
「あまい」と「からい」どっちもあることが大切で、
どっちかしかなかったら、
きっと、味気ない人生なんだろうな。
「おなかいっぱい」
なんて幸せな感情なんだろう?
「おなかいっぱい、胸いっぱい。」
そんな言葉があるように、
おいしいものでお腹が満たされてる時は
心も、充足感で満ちている。
だから、元気がない時や、
気持ちが落ち込んでる時は、
まず「おなかいっぱい」ごはんを食べよう!
●11−12p
「褒め言葉」
「いいね、それ、っていう一言、
タダなんだったら言おうよ」
どこかで出会って、衝撃を受けたこの言葉。
いつのまにか、自分のモットーに
なってるかもしれない。
褒め言葉は、無償のプレゼント。
わたしも言葉の贈り上手になりたいな。
「誰と食べるか」
誰かと一緒に食べたごはんは、
その人との「思い出」も
味に乗っかるような気がする。
愚痴ばかり聞いてる時に食べたものは
なんだか味気ない気がするし、
「おいしいね!」と笑顔で食べてる人の隣にいれば、
どんなものも、極上に感じられる。
食べてる時の「気持ち」はきっと、
味覚にまで伝染しちゃう。
●13−14p(ふみ)
「人と接する」
よくもわるくも、
ぼくはこのことに苦手意識があります。
その人にどう思われるか、
些細な一言でその人を傷つけてしまわないか。
だからぼくは、基本的に自分の話はしません。
聞かれたら質問に答えるだけ。また相手の話が始まります。
いつも聞き役。
その人の話が楽しいものなら、ステキな時間。
愚痴や興味のない話ばかりなら、つまらない時間です。
聞き役ばかりやっていると、
「人と接する」時間が楽しいかどうかは
いつもその人次第。
そう思ってしまうから、
ぼくは「人と接する」ことに前向きではありません。
ぼくが周りを楽しませられる人なら
こんな悩みはなかったけれど、
28年間共にしてきたこの性格と、
今さらオサラバなんてできません。
この性格を変えられないから、
決め事をしました。
「誰にでも平等に接すること。」
おじいちゃんにも、おばあちゃんにも、
親世代のお客さんにも、先輩にも、
大学生にも、赤ちゃんにも、犬でも猫でも。
平等です。
丁寧な敬語は苦手なので、
「○○っスよね」みたいな
マイルドヤンキーの後輩が使いそうな言葉。
「マジスカ」「イイっすね」「嬉しいっス」みたいな、雑な敬語。
もうこればっかりはその人が何歳であろうと、
大先輩でも大後輩でも「○○っスよね」。
これ楽チンなのでおすすめです。
怒られたことはありません。
まぁそんな感じで、生きる上で苦手なことには、
決め事を作ります。
「人と接する」が苦手なら、聞き役に回ること。
マイルドヤンキー後輩みたいな敬語で
全ての人に接すること。
●15−16p
「1+1=5」
アナウンサーだったわたしに
「お店をやろう」と誘ってくれた
ふみやくんの口説き文句が、忘れられません。
「僕ひとりで出来ることが1だとしたら
こずさんと一緒だと、1+1が『2』じゃなくて、
『5』くらいになるんですよ!!」
嬉しすぎて照れたけど、
「いや、『8』にします!!」
って言ったのは覚えてる。
「心の筋トレ」
筋トレすると痛みや苦しみが伴うのと同じで、
心の筋トレにも、
「悲しい」とか「つらい」って気持ちは
必須なのかもしれない。
だから、悩んだり落ち込んだりした時は、
心が鍛えられてるとき。
そう思うと、頑張れる気がする!
●17ー18p
「言葉の力」
マイナスな言葉はできる限り、口にしたくない。
「むかつく」「つらい」
言葉にした瞬間に、
声という音が、脳にパーンて届いて、
その気持ちが、体に染み込んでいく感覚がある。
「言霊」って、あると思うなぁ。
口にすればするほど、
その負の感情はヒートアップしちゃう。
せっかく言葉にするなら
前向きで、楽しいことを!
「生きてるだけで有難い」
「あしたがくる」って、
当たり前なようで、当たり前のことじゃない。
大切な人が、
いつ、どうなるかもわからないし、
自分だって、
明日生きていられるかもわからない。
そう考えると、
時にはイライラしちゃうような
相手であっても、大切な人ならさ、
「生きててくれるだけでありがとう」って思えるよ。
●19−20p
「レッツご自愛」
ちょっと良いレストランに行くとか、
ちょっと良いパジャマを買うとか。
いつもより念入りに
スキンケアをしてみるとか、
いつもより丁寧に洗濯物を畳んでみるとか。
そんな小さな手間や贅沢が、
「自分の自信」につながる気がする。
「わたしはわたしを大切にしている」
ということが、何よりの心の栄養になる。
「ご自愛」しましょう!
「新しい環境では」
「転職」というものを、
これまで4回もしている私。
新しい環境ってわからないことだらけで、
学んでいくのも体力がいるし、
はじめましての人たちと、
1から関係性を作ることも
意外とストレスがかかる。
でも、そんな時わたしを救ってくれたのは
「お気に入りのコーヒー店」や
「近所のカレー屋さん」だった。
新しい環境では
自分にとっての「駆け込み寺」を
作るといいかもしれない。
●21−22p(ふみ)
「夫婦で働くってどう?」
もしも迷っている方がいたら、
あんまりオススメしてません。
夫婦で働くって大変ですよ?
2人で働くって、誰と働いてもイザコザがあったり、
言いたいことが言えなかったり、ストレス溜まりますよね。
それが妻だなんて…気まずいったらありゃしない。
なーんて、やる前は思ってましたよ。
でもやってみたら、あら不思議。
夫婦で同じ目標を持つって、案外いいかもしれません。
ライバル同士、
共通の敵が現れたときに限って
一致団結するシーン、よく見ませんか。
それと一緒で、
夫婦で同じ目標を持って、何かに取り組む。
これがなにより仲良く楽しく、
時には意見し合える、最高の遊びになります。
こんな楽しい遊びを知ってしまったら、
今さら会社に戻れません。
先に入社しただけの偉い人に指示される、
そんな毎日には戻れません。
でも会社務めの良さも、理解しているつもりです。
だからまだ、会社務めが苦ではない人には
オススメしません。戻れなくなりますから。
●23−24p(写真だけ・分割)
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新潟でカレーとごまどうふの店を営む夫婦が、日々の気づきや、表じゃ書けない裏話などの「赤裸々エッセイ」を綴ります。
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