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「2024年12月の珈琲 Tanzania:星に願いを」

Tanzania:星に願いを
雪のようなクリームをまとった
クリスマスケーキ
いちごを抱いたスポンジに
フォークの先が沈んでいく
ツリーで輝く星に願いを込めて
メリークリスマス
星のように瞬く酸味を抱く苦味とコク

2024年12月の珈琲にTanzaniaを焙煎したいと思った。

酸味の強いTanzaniaを深めに焙煎し、甘さのあるコクに苦味があれば、完璧だ。

そんなことを思い、焙煎したTanzaniaを飲んだとき、その香味に、クリスマスケーキのやわらかなスポンジにフォークをさした瞬間を感じた。

クリスマスケーキは雪のようなクリームをまとったいちごのショートケーキだ。

もちろん、スポンジはたくさんのいちごとクリームを抱いている。

そこに、フォークの先がゆっくりと沈んでいくというなんともいえないやわらかく、あまい瞬間。

それは、Tanzaniaの甘さのあるコクからきた感覚なのだろう。

そして、酸味の強さは、深く焙煎しても苦味のなかできらめいていた。

まるで、ツリーで輝く星のように。

あぁ、だから、12月にTanzaniaを焙煎したかったのか。

焙煎して、飲んだからこそ、わかったこの感じ。

クリスマスツリーで輝く星に願いを込めて
「メリークリスマス」

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生産国:タンザニア
品種:ケント、ブルボン、SL39
精選方法:ウォッシュト
風味:ぶどうのような酸味とチョコレートの苦味とコク
煎り加減:深
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