大事なことはV6が教えてくれた:1
企業のいち広報担当者として、言葉の大切さ、新任広報担当者向け広報のしごとってなに?などを書こうと思っていたら、伝えたい話ができてしまったので一緒に書いてみる、という話です。
第1話:3月は「本気がいっぱい」
3月は企業で働く、私のような?ギリギリで業務を自転車操業している働き者?にとって、怒涛の1ヶ月だ。毎日が「本気がいっぱい」状態。本気で働き、ほぼ本気で休暇を取る。年度末での駆け込み案件のほか、溜まっている有給を消化せねばならないからだ。業務の合間を縫って、私は3月11日、12日休暇を取った。コロナのせいで、否、おかげで、携帯が支給されて、連絡が着くようになっちゃったから、実質は1.5日の休暇だったけど。
11日は、見事な快晴だった。ワーケーションしていた私は、若干こなした仕事にモヤモヤした気持ちを抱えながらも、ゲレンデに向かった。空が元気出せよと言ってくれているかのようだった。
今シーズン初、そして最後であろうゲレンデを、貸し切り状態で2日間楽しんだあと、筋肉いたーいと運動不足の体を労るため、売店で買った柿ピーを食べながら、布団でゴロゴロしていた。ついつい開けてしまうネットニュースをウトウトしながら見ていた。最近はGoogleを開くと、「こちら、興味ありますでしょ?」と言うかの如く、おすすめの記事を見せてくれる。これが、「あ〜そう、これ知りたかったのよね」という絶妙なニュースをたまに拾ってきてくれるのだ。
そしてそのニュースが目に飛び込んできた。
V6解散。
しばらく状況を飲み込めず、記事を見るも、これは、某雑誌社のデマ情報みたいな類じゃないだろうか、と現実が飲み込めない。はて、解散とは・・・。どういう意味だったかな?25周年迎えたばかりではないか。
坂本くんも舞台に出ていたし。ちょうど2月22日、見に行ってきたのだった。これが控え目に言って最高だった。最後は特に感動して、ズシっと来て、泣いてしまった。そのセリフは、「心の救急車」という、昔から書き溜めている私の感動した言葉のノートに書きたしてある。どんな内容だったかはまた今度にして。
テレビをつける。ちょうど速報が流れる。これは、どうも本当らしい。次々と、ホテルの小さめのテレビから流れてくるメロディーで、その曲を聞いた時の思い出が蘇ってくる。
ああ、これはあの時支えてもらった曲。
これはあの時・・・。
コロナ禍の前までは、ちょっと疎遠になっていたのだけど、コロナで単調な在宅勤務が続き、精神的に辛い時に、また支えてくれたのがV6だった。
最近、広報としての仕事の大変さや、大切さをまた実感する中で、思えば、言葉の大切さを感じ、言葉を共有して人の力になりたい、と思わせてくれた、一つの原点がV6である気がしていた。
これからは、V6が教えてくれたことを、お世話になった分だけ、本気で書いてみたいと思う。本やことば、沢山の出会いが人生の糧になっているように、V6はいつも私を支えてくれていた、そんな気がする。
(続く(3月だから、不定期))
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