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原神好きがスタレにハマれなかった理由を考える『崩壊:スターレイル』





スタレ好きな人は見ないでね



ゲーム概要

世界的なインタラクティブ・エンターテインメントブランドのHoYoverseが手掛ける新たなスペースファンジーRPGが登場。

アニメ風のスペースファンタジーアドベンチャーで、「開拓」の精神を胸に星々を旅する忘れられない冒険に出よう。あなたは同じ「星穹列車」の乗客である仲間たちと共に様々な世界を渡り歩き、時には争いを収め、友情を育み、数々の謎を解き明かしていく。

基本プレイ無料の魅力的な本作で、広大な未知の世界を冒険し、何人もの印象深いキャラクターたちと絆を育んでいこう。仲間の中から4人を選んで最強のパーティを組み、共に宇宙に漂う脅威を排除しよう。

PS Storeより引用
https://www.playstation.com/ja-jp/games/honkai-star-rail/

ネガティブな記事を書くのはあまり好きではないですが、
多分私以外にも同じことを感じている人がいると思うので、そういう人に「俺もだよ」と言う目的で書いておきたいと思います。

なのでスタレ好きな人は見ないでね

なお、本記事は2024年3月時点(Ver2.0)での所感です。
その後のアプデに関する内容は含まれません。


Ver2.0から始めた原神好き

もともと原神が好きでもう3年くらいやってるわけですが、
スタレが結構話題なのと、Ver2.0のアプデで追加された花火ってキャラの見た目が好きだったのでちょっと前にスタレを始めてみました

が、仙舟のメインストーリーに入ったあたりからモチベーションがなくなり始め、肝心のVer2.0追加のピノコニーに入ったところで、いよいよ、なんというか、直球に言うと面白さが見いだせなくなってしまって今止まっているところです。

原神やってる時もまあ途中ダレたり、虚無の期間が無かったわけではないですが、それでもデイリーは毎日消化するくらいのモチベは続いていたので、スタレでこのモチベが得られなかった理由をなんとなく考えてみたいと思います。

シナリオがパッとしない

設定周りは結構好きです。
星間航行が可能な列車「星穹列車」に乗って、問題を抱えた星々を旅しながら新たな関係を築いたり、主人公自身や世界の謎を追っていく、というのはロードムービー的で王道でありながらも、バージョンによってマップが追加されていくソシャゲのシステムにも嚙み合っていて、冒険への期待を抱かせてくれるいい設定だと思います。

欲を言えばSFが好きなのでもっとSFにありがちな登場物、設定があると嬉しかったですが、一般層にSFはウケないのでまあしゃあないかという感じ。
でも最初のころ出てきた奇物とかってSCPみたいで面白かったからもっとフィーチャーされてもいいなと思った。

で、その面白そうな設定の上で綴られるシナリオはというと、

最初の星「ヤリーロⅥ」では、寒波から逃れた近代都市の上層と下層がいがみ合っていて、その都市のトップが遠い将来の繁栄のために星核でやばいことしているのを、上層下層の仲間たちが手を取り合って打倒します、

次に訪れる船「仙舟」では、持ち込まれた星核を巡って星核ハンターとか仙舟の偉い人たちとか、薬王秘伝とかいう不老長寿を求める組織とか、かと思えば列車組の丹恒が実は…とか、中国圏ならではの漢字だらけの組織とか設定とか人名が何も嚙み砕かれないまま羅列されて、とりあえずいろんな陣営が一通り絡んだところで、絶滅大君とかいうボスが出てきたので打倒します

…なんかパッとしない!
ヤリーロⅥの方はまあ、最初に訪れる星だからわかりやすいストーリーになるのはいいと思うんですが、じゃあ独裁者の圧政に反抗しようっていうシナリオは果たして現代にわざわざやるような題材なのか?って感じです。
せっかく星ごと設定を作れるのに、その星の課題といえば深刻な寒波、というスケール小さいわけではないけど、やっぱりそれスタレでやることか?

仙舟の方は分からん! やってる途中は何となく流れがつかめているけど、ちょっと時間経つともう分からん! 急に勢力や人が増えるのにどれもこれも中国語ベースだから頭に入ってこん!
あとなんかずっと危機感湧かない。最初は星核のせいで船の半分くらい死にそうみたいな話だったのに、都市部は常に人で賑わっていてほんとに危機なんか?って感じ

でピノコニー入ったと思ったら、なんか夢の中で女がよくわからん問いかけしてくるし、現実ではいけ好かない男が絡んでくるし、よくわからん人間同士がよくわからん話をしているのを見てついに脱落しました。

ストーリーを追っていると、ムービーシーンとかはちゃんとキャッチーにアガる作りをしている一方で、ムービー以外のキャラのやり取りはなんか無駄話が多いし、もっさり手振り身振りしている間はセリフ送りできないしでテンポが悪い(これは原神でもよくあるけど)

という、なんかわざわざ新規にゲームを始めて、システムを覚えて、キャラ育成してまで観るようなシナリオではないな、という現時点での所感です。
とはいえ原神もモンドとか璃月の最初のころとかもそんな感じだったので、スタレももうちょっと進めれば面白くなってくるのかもしれないけど…


好きなキャラが少ない

見た目でもキャラクター性でも、なんか好きになれるキャラがあんまりいなかったのも大きいです。

主人公の見た目からして、「シャツちゃんと着ろよ、みすぼらしい」という感じなので、そもそもスタレ全体のキャラデザインには今後もハマれない気がします。

他のキャラに関してもなんとなく個性があんまり感じられないというか、ホヨバ以外のソシャゲと比べてもあんまり違いを感じない気がします。
近代ファッションをベースになんかかっこいいっぽい装飾加えているから正直ダサく見えますね…
まあ今後星が追加されていくにあたって、その地域の特色あるデザインのキャラが出てくるのかもしれないです。
実際、仙舟勢とか花火のデザインは好きです。
でも黄泉はなんか微妙だしな…

また、キャラクター性・性格的な面でもあまり惹かれるキャラがいないなと思います。
というかこれカフカが好きになれない人はスタレ向いてないのでは?
スタレはなんか全体的に、色々知ってますけど教えませんよーっていう訳知り顔上から目線な人が多くて辟易します
その中でも特にカフカがもう普通に嫌なので、今後も定期的に登場することを考えると苦痛だなと思います。


各拠点のキャラについてもそんなに思い入れもなく…
ただ、さすがに列車組のキャラは愛着もあるし好きです。

あと単純に面白おかしいキャラ少ない気がします
三月なのか以外皆なんかシリアス
アルジェンティとかあの見た目でもっとギャグキャラだったら絶対好きになったのに…とか思います。

原神のパイモンはほんと偉大。


システムは安定しているが目新しさはない

さすがにホヨバの作品だけあって、ゲームシステム周りはソシャゲとしてできそうなことは概ねできるので、システム面で不満は特にありません。

UIはちょっと改善の余地あるなとは思います。
画面によってボタンの役割が変わったり、レスポンスがちょっと悪かったり感じる部分はあります。

バトルシステムはUI含めて遊びやすい作りになっていていいと思います。
ウルトは任意のタイミングで割り込み可能というのも必殺技打ってる感があって気持ちいいです。
ただテンポはちょっと悪いです。演出入れるのはいいけど長い。通常スピードだとあまりにも動きがもっさり過ぎる。
ペルソナ大好きマンなのでターン性バトルについては自分の中での期待が高いのもありますが、テンポや戦術、SE的な気持ちよさでペルソナと同じものを期待するとちょっと拍子抜けします。


いいとこ言っとこう

他のゲームとは違ってここは純粋にいいなと思ったことを言っておくと、
ドキュメントやセリフバリエーションの多さですね

ゲーム内のフレーバーテキストというか書籍群は原神にもありましたがとにかく数が多くて、読み物が好きな人にはたまらないだろうなと思います。

また、日々スマホに届く仲間からのチャットだとか、街中で話しかけられる人やインタラクトできる物のテキストなどはめちゃくちゃバリエーションが多くて、全回収はもう無理だろと思うレベルです。
こういった物量に関しては完全に個性として優れている部分だと感じました。


おわりに

ってことで辛辣なことを言った自覚はありつつ、
でも実際そう思っている人も少なくないはず、ということで書きました。
なんか巷では話題だけど、そんなハマれるものか?と思っている人にとって共感できるものであればいいと思います。
逆に原神がここまで自分のモチベを保たせてくれるのがすごいなと思います。

なお、書いた内容に関してはレビューや批評ではなくあくまで個人の所感であり、他者の意見や記事を補強するものではありません。

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