1枚の給与明細をもとに企業の闇を暴け『人の給与明細』
概要
プレイ状況
真END的なやつクリア済み(続編は物が届くの待ち)
どういうゲーム?
本作はアナログ寄りの謎解きゲームだ。
と言っても謎解き自体は主にPCやスマホを使って、ネットで手がかりを調べることで解いていくことになる。
リアル謎解きゲームと違って家の中だけで完結するのがいい。
少し前に「人の財布」という謎解きゲームが流行っていたのを知っている人も多いだろう。
本作はその「人の財布」を販売していた第四境界が送る新作だ。
(というか私も「人の財布」を購入したものの、先にこっちが届いたので「人の給与明細」を先にプレイすることとなった)
このゲームに参加するには、まず「人の給与明細」を購入する必要がある。
すると、写真のような「人の給与明細」が送られてくる。
プレイヤーはこの1枚の給与明細をもとに、その持ち主の置かれている状況を調査することとなる。
さてここまでで興味が湧いた人はこれ以上の情報はインプットせずにプレイしてみることをお勧めする。
謎解きにおいてはどんな要素があるか知らないまま直面することも楽しみの一つだと思うので。
上記も踏まえて、さらに謎解きの要素がどんなものかをざっくり知りたい人は以降の内容を読んでほしい。ネタバレは避けている。
謎解きはすべてPC、スマホで完結する。
例えば給与明細に記されている会社「株式会社ギビングリリーフ」を検索すると、以下のような企業ホームページがヒットする。
その他にも給与明細の持ち主の名前でブログを探したり、事故物件ブログや掲示板サイトから協力者を見つけ出したり、LINEで協力者とリアルタイムにやり取りしながら共同捜査をしたり、社員向けページに入るために求人に応募したり、様々な箇所にちりばめられた断片情報から社員番号などを推測してソーシャルハックしたり・・・
プレイヤーは調査を進めてすぐに、会社そのものや給与明細の持ち主の不穏な状況を知ることになる。そして次第に、事態は予断を許さぬ状況となっていく。
プレイ時間と難易度はライト目
本作のプレイ時間は割と短め、私の場合はたぶん2時間もかかっていない。
また謎解き自体の難易度も割と易しめで、用意されているヒントなども特に利用することなく真ENDまで到達することができた。
(さすがに最後のコードを探すところは時間制限もあって焦ったが)
個人的にはもっと難易度高くてもいいかもと思った。
個人ブログにたどり着くのがもっと難しかったり、サイト自体に隠し要素があったり、あとはもっと他のSNSの活用とかもあってよかった。
まあでもアナログゲームとしてこういった謎解き物をやるのはあまり経験なかったので、そういった体験も含めて十分に楽しむことができた。
プレイ時間は短いものの、謎解きの数自体はちゃんとボリュームあったと思う。
おわりに
いまだに「人の財布」は予約が埋まっていてだいぶ待つことになりそうだし、噂では結構な時間もかかるらしいので、これ系のゲームに興味のある人にはまず「人の給与明細」をやってみることをお勧めしたい。
リアル脱出ゲームとかと違って、PCの前から動かない安楽椅子探偵を気取れるのも結構いいものだ。