ちょっとそこまで旅に出よう『TOEM』
ゲーム概要
プラットフォーム:Steam, Switch, PlayStation, Xbox
プレイ時間:6時間
レビュー
書を捨てよ、外へ出よう
このゲームの目的は明確だ
TOEM(トーエム)を写真に収めること
ただそのTOEMに至るまでの間に旅することになる自然や街、人々、動物たちも自由に写真に撮っていい
時には探し物を依頼されたり、写真同好会みたいなものの一員として珍しい光景を撮影したり、幽霊を成仏させたり、行き当たりばったりに人や動物とのコミュニケーションも楽しめる
気分に合わせてBGMを変えてみたり、帽子や靴を変えてみたり、たびたびアルバムを見返して、いつの間にか増えている写真を見つめなおすのも面白い
そんな気ままで爽やかなちょっとした旅を楽しみたい人にはこのゲームはうってつけだろう
誰かに褒めてほしいときにやるゲーム
社会人やってると褒められることがなくって、たまに辛くなりませんか…
私はなります
そんなときにこのゲームは救いになるかもしれません
あからさまに褒められたり優しくされたりするわけではないものの、優しさを感じられることは間違いないと思います
ゲームどころか、ゲームを通して開発者の優しさが伝わってくるようです
優しさが欲しいとき、もしくは誰かに優しくしたいときにもいいゲームです
レンズに映る生き生きとした人々
ゲーム内のワールドは大きくないものの、たくさんの人がそこで生活しています
それぞれ人並みのしょうもないちょっとした困りごとに悩んでいたり、人当たりが良くも悪くもない普通な人だったり、壮大そうでそうでもないバックボーンを持っていたり、自然体な人々がそこで暮らしています
そんな人々とゆるく関わり、時にいたずらしたり、時にキラリと光る表情をカメラに収めたりしていると、自分がその世界に一時訪れた旅人のような気分にさせてくれます
身構えず、軽い気持ちでちょっとした時間に楽しめるゲームです
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