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視界が開ける音がした

半袖のかりゆしを着こなしている同僚に「すてきですね」と声をかけたのは、ついこの前のはずだったのに。もう12月も後半になっている。時間の過ぎるのが本当に早い。

少しはやいけれど、なんとく今年を振り返ってみる。

長男は勉強に少し目覚めた。部活もがんばっていて、私の仕事の悩みを聞いてくれたり励ましてくれるようにもなった。この1年で考え方や行動がずいぶんと大人びた。

次男もだいぶ「男の子」っぽさが消えて「男子」っぽくなってきたように思う。友だちとも小難しい内容の話していたり(だいたいゲームだけど)、私の話をさらっと受け流すようになってきた。成長を感じる。

私も少しは成長できたと思っている。
就職活動をしてフリーランスから正社員になるという大きな転機があった。しかも、翻訳という仕事にこだわり、これまでの経験や翻訳に対する想いを発揮できる会社とチームに出会えたことで、視野がとてつもなく広がった。音が聞こえるくらい開けた。

面接からオンボーディング、業務のすべてをオンラインでこなした。新しい時代を肌で感じつつ、戸惑いながらも同僚に支えられ、翻訳できる喜びに救われて、あっという間に入社から半年が経っていた。

やってみたい、トライしてみようという気持ちに向き合い、できることから行動に移す。

年齢的に無理はとっくにきかなくなったけど、これからも視野を広げていろんな景色をみられるよう、柔軟さを大切にしていきたい。

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