□有吉佐和子「閉店時間」河出文庫
1963年に講談社から刊行され今年文庫化されたという、
今作、591ページの私にとっては珍しく長編小説でしたが、
本屋さんの棚で何を見間違えたか、短編集だと思って
手に取ったのがきっかけでした。
新宿にある架空の東京デパートで、
同じ高校を卒業し、同じデパートに就職した3人の物語は、
いつの時代も、
キュンキュンは永遠なんだなぁ!
と感動しながら読むことになりました。
時代背景こそ、百貨店の月曜日定休や春闘、
全社員の生年月日と写真が載った社員名簿などが出てきて、
随分と社会の様子も変わったんだなぁ。
と思うのですが、
こと、男女のお話になると、
そのまま今の火曜10時くらいからのドラマにあっても
全く遜色ないほどの内容がとても面白く、
3人それぞれのお話が、折り重なり、
時間を忘れて楽しんでいます。
時代によって
変わっていくものと
変わらないものに
感動しています。
明日も楽しい1日をお過ごしください。
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