黒いレフ板
昨日に引き続いて最近、印象に残ったレフ板のお話。デッサン教室でのこと。11月になり焼き芋の美味しい季節になった。そうゆうことでかどうなのか、今回のお題は”お芋”だった。教室にはじゃがいもや里芋が集まる中、私はさつま芋にした。さつま芋はそれだけでも十分に色が濃い。どうなっているのかなぁと思いながらとにかく表面を濃くしていた。先生が後ろからやってきて、円柱のものが白い紙の上に載っている状態について説明してくれた。板に載っているかまぼこと違って、円柱状のさつま芋は紙に触れている線を除けばあとは徐々に浮いている。そうなると、実はさつま芋の下側に紙からの反射光が当たっていることになる。さつま芋の下側に対して白いレフ板効果が発生している。「ほーーー!」、と言ったのの、そもそもさつま芋の皮の色が濃く、どこからが薄いさつま芋の皮の色でどこまでが濃いさつま芋の色かが分かりかね、私は困った。そんな様子を察した先生が「これ、効果があるかわからないけど…」と持ち出してくれたのが、黒い画用紙だった。スッとさつま芋の下に黒い画用紙を差し込んだ瞬間、サッとさつま芋の色が変化した。明らかに濃くなった。2人で「おおーーー!」。黒いレフ板も面白い。
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