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ペルセウス座 NGC1333周辺 (デュアルVSD カラーブースト)

ペルセウス座 NGC1333と周辺部

[Scope 1]
Scope: Vixen VSD90SS (fl:495mm, F:5.5)
Camera: ZWO ASI6200MC Pro (-10℃)
Others: ZWO EAF focuser, ASI AIR Plus-256G(non Dithering)
Exposure: gain100, 3min x 61 (total:3h3m)

[Scope 2]
Scope: Vixen VSD70SS (fl:385mm, F:5.5)
Camera: ZWO ASI6200MM Pro (-10℃), Astrodon tru-Barance Filter
Others: ZWO EAF focuser, ASI AIR Plus-256G(non Dithering)
Exposure: gain100, R:3min x 18, G:3min x 14, B:3min x 17   (total:2h27m)

[Shared]
Mount: Vixen SXP2 WL
Guide: QHYCCD miniGuideScope (fl:130mm) + ZWO ASI 120MM-mini

At Yamanashi-Prefecture("Fujigane-Observatory"), Japan, 2024, 30, Oct.
Processing: PixInsight(No Drizzle, No BXT), StellaImage9, Photoshop


撮影データがやたら長くなってしまいましたが、新しいセットで撮影しました。

VSD2機でそれぞれ、ワンショットカラーとモノクロRGBを撮り、得たカラー情報(Lab色空間のabチャンネル)を加算平均することで、「カラーデータのSN比を向上させる」という方式です。便宜上、「カラーブースト方式」と名付けておきます。リスペクト for カラーアシスト、ということで名称を寄せました 😊

F5.5鏡筒の遠征撮影でこんな対象を撮るなよと言われてしまいそうですが(僕も思います 笑)、この方式のおかげでそれなりのS/Nは得られたように思います。それぞれのabチャンネルを加算平均した時、それらのモノクロ画像が滑らかになっていく様を見て、明らかな効果を実感できました。

とはいえF5.5、2台あわせても高々F3.9という事実は変わらないので、無理のない処理に抑えてます。具体的にはノイズが浮き上がってきたら、そこで試合終了です。

手法はとりあえず固まりつつあるので、このシステムで明るく美しい対象を撮っていきたいと思ってます。淡いものは気が向いたらで…笑

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