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リーダーに必要なファシリテーション力とは

 コーチ&組織のリーダーとしてファシリテーションスキルを上げたくてトレーニングを受けました。
ファシリテーションとは、会議などの場で発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で、合意形成や相互理解をサポートすることです。

 職場の会議がファシリテーターが不在でなんとなくまとまらず、結局何のための会議だったのか、会議をもっと活性化したい・改善したい目的で参加しました。

当初ファシリテーションスキルを上げるには、専門的な知識やコンテンツの習得が重要と思っていましたが、どうやらそれ以前に、『人としてのあり方=人間力の向上』が必要なのだと分かりました。。。。

ファシリテーターの役目とは・・・

 傾聴力・質問力・フィードバック力・対立のマネジメント・合意形成力などが大切ですが、そもそもそれ以前に人を大切にしたり、自分自身がどういうあり方をしたらいいのか?
 どうしてそう思うのか?など会話の量を増やすことが大切です。新しいアイディアを生み出したり、コミュニケーションが活発になることで、自分を脇において、自分以外の意見を大切にすることが必要なのです。
 参加者がどんなことを話してもいいんだという、安心安全な環境を担保して自由な雰囲気を作ります。

①傾聴すると決める

 相手に興味関心を持って、しっかり耳を傾けて熱心に話しを聞く。否定をせず、相手を受け入れる。
 自分の意識の焦点全てを相手に集中して、傾聴できる自分を作ります。
 リーダーが傾聴できる存在になることで、チームに伝染してコミュニケーションが活発になっていきます。

②集中して傾聴すると自然に質問が湧き出てくる

 面談(1ON1)や普段の会話の中で、相手の話しを熱心に傾聴しているつもりだけど、頭の中では、違うことを(この話はどこまで続くのだろう?この人は何が言いたいのだろう?)考えていたり、 次に自分が何を(どんな良いことを)言おうか考えていることがあります。

 自分がより影響力を与えたい、いい質問をしたい、相手を変えたい、、、
良かれとおもってみんなの為(会社・チーム・・・)にやっていると思い会話をしていると、どうしても自分に意識がむきがちです。

1)自分の欲求・欲望を我慢して相手に意識を向ける
2)相手の言葉を遮らず、集中する
3)自分の思い込みを捨て、自分とは違うんだという価値観の違いを認める
4)自分を脇において、自分の存在を変えていく
5)相手の思い、考えを引き出して、思いを受け止める

 相手をフィルターを通して見るのではなく、自分の視野を拡大して傾聴できるのがリーダーのコミュニケーションスタイル=傾聴力なのです。

③リーダーに必要なファシリテーション力とは

 リーダーって先頭を走っていく人だけど、突っ走りすぎて後ろを振り向いたら誰もついてきていなくて・・・・ファシリテーターは、先頭にいるけれど常に後ろに気を配って、個々の状況・成長・変化を感じて伝えていくこと。

 リーダー1人の力ではなくて、チームとしての成果をあげるには、そこに安心安全な環境を作り出すことが必要。それには、リーダーが心のバランスがとれている必要があり、人間的にも成長していくことが大切。

 会議をうまく進行していくということよりも、人間としてのあり方が大切。自分と相手は同じではなくて、いろんな考え方(多様性)がある。
 意見はその人ではないので意見の相違も当たり前。意見が違って対立することはあっても、相手との合意点(妥協点)を探す。
 それを認識して、相手は今何を望んでいるのだろう? 何を感じているのだろう? どうしたいのだろう?これを意識していくと、周りがみえるようになっていく。

これからの会議にファシリテーションスキルを活用していきたい。


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and coach【ビジネスコーチ×なおママ】
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