JKブランドを纏えるうちに
ある条件に当てはまる時、
電車がこの世で1番苦手になることがある。
その条件とは、
制服を着ている時
である。
制服は、一生に一度のJKというかけがえのないブランドの一番の象徴であると同時に、
みんな同じシャツ、リボン(ネクタイ)、スカート(ズボン)のファッションスタイルだからこそ
個人の容姿のポテンシャルが
とてつもなく露になってしまうのだ。
私は自分の容姿、
特に足にコンプレックスを持っている。
そう、ミニスカートが本当に苦手なのだ。
なんで自分から、この豚足を晒さないといけないのか。
本当に同じ部位?と思ってしまうほど細い足をお持ちのJKの隣に私の豚足を添えないといけないのか。
(もはや同じJKという部類にしてしまうのが申し訳なくなる)
そんな自分の羞恥心が1番えぐられる場所が
” 電車 ”なのだ。
登下校で避けては通れない必要な交通手段。”電車”
学生で溢れかえるホーム。
座ろうとしたら目の前に運悪くイケメンがいる車内。
おじさん達の、
「JKが同じ車両に乗ってきたぞ!ウホー!」という興奮を
一瞬で冷めさせてしまう私の豚足。。
(毎度ごめんネ...こんな足が乗ってきて...😞って心の中で謝ってます)
その空気感が
とてつもなく苦手なのだ。
間違いなくこの世で1番苦手なのだ。
(気にしすぎてきっと過剰に嗅ぎにいってる部分もあると思う)
どんなに性格が悪くて、顔がかわいくなくても、
自分より足が細かったら尊敬の念を抱いてしまう。
「最近足太くなってきたんだけどー🥺どうしよ🥺」って叫び散らかすJKが(私からしたら超細いよ)
私の足を知ることで「あ、あいつよりは自分細いわ☺️」と安心できるように
良い比較対象になってあげてるんだぞ!
って開き直ったりもする。
お顔がとってもかわいいのに、
足の太さが自分と同じくらいだと分かると
ちょっと安心して親近感が湧いてしまったりもする。
あぁ、哀れだなあ。
文字に起こしてて、こんな自分にうんざりしてくる。
変わらないといけないのは分かっている。
なるべく早急に。
だから私は、
JKというブランドを纏えなくなるまでに
ミニスカが似合う美脚になって、
すれ違う人間たちにアっと言わせるような美脚になって
目の前にイケメンが居ても堂々と座れる美脚になって、
あわよくば #JKブランド とかいうタグを添えて
友達との制服姿を全身移した写真を載せれるくらい美脚になって、
誰から見ても細いと思ってもらえる美脚になる。
その目標を果たすために、
今晩もコツコツ、ストレッチとマッサージを頑張る。
そうここに記すことで、
1ヶ月後、2ヶ月後、今よりも少し足が細くなっているであろう自分を励ますことにする。
足なんて細ければ細いほどいいに決まってるんだから!
ファイト!わたし!ファイト!みんな!
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