言い逃れ

旬の過ぎた作家の戯言に耳を貸してみればいい
暮れに晴れた空に傘差して街を行くだけでいい

相槌が追い越す白線の向こうに世界があって
解体が織り成す喝采の未来に僕だけいなくて
なんてことない

呆れる銃口が白煙をあげたから
溢れて淘汰 溢れて排他 吐いた
仕方ない見解 正解は極論に紛れた

軽快に放つ轟音が貫いたから
溢れた真っ赤 溢れた涙 堕ちた
変わらない正解 限界は結論に逃げた

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