Jimi Hendrix の『Are You Experienced』を聴いてみた編
こんばんは、内山結愛です。
今回は Jimi Hendrix の『Are You Experienced』を聴いてみた編をお届けします。
独創的かつ表現力豊かな演奏でエレクトリックギターの可能性を広げた伝説のギタリスト。
セクシーな歌声と、自由自在に歌うようなギターの音色が詰まったデビュー作。
ぜひ、読んでみて聴いてみてください!
1. Foxy Lady
始まった瞬間からどうやって弾いた音なのかわからないギターの音。「Foxy...」の歌い方がセクシーでちょっと照れる。Jimi Hendrix は「自分は歌が下手だ」と卑下していたみたいだから、そうなのかな〜と思って聴いてみたら、表現力豊かだし全然そんなことない(ボブ・ディランの歌を聴いて勇気づけられたとか)! 鋭くも重くノイジーなギターのリフと情熱的な歌声が素敵。
↓演奏の魅せ方が流石だ…!!カッコイイ〜
2.Manic Depression
リズムが祭り。バタバタしたドラムが面白い。タイトルは「躁うつ病」だけど確かにサイケデリックな感じ。ボーカルの危なっかしい抑揚も混乱している歌詞もタイトルに相応しい。1:20〜ギターの怪しげ大熱唱。最高のギターソロ。それにしてもドラムに耳が持っていかれる〜!
3. Red House
お洒落。ナイスブルース。ギターがとても自由で楽しそう。スローテンポなリズムに反して、縦横無尽に蠢きまわるギターがくすぐったい。指、凄そう。2:30〜指!?指…指…凄い。歌詞ものすごく不思議で不穏。
4. Can You See Me
0:09〜の「プォ〜〜ォン〜」なギター気持ち良い。この後も度々聞けるの嬉しい。「Can You See Me〜!」の言い方も超格好いい。基本的に語気が強くてオラオラヘイヘイしているところも良い。凄腕の刑事っぽい(?)音質が結構ヒヤヒヤするなと思ったら55年も前なんだな…何年経っても格好いい音楽。
5. Love Or Confusion
シタールっぽいギターの音がする(インド音楽の様式を取り入れた音楽をラーガロックというらしい)。リバーブが深くて神様感ある。感情表現豊かな歌声。「Confusion」の発音がカッケ〜!2:21〜ギターと歌声、どっちも素晴らしい。どっちも歌ってるけどどっちを聴いたらいいの…!どっちも同じくらい集中して聞きたい!終盤のギターの演奏面白いな。
6.I Don't Live Today
ギターも良いけど、ドラムも凄いんだよな…有難う、ミッチ・ミッチェル…。1:00〜ジャン!ジャン! I Don't 〜♪ジャン!ジャン!Live Today〜!の構成好き。中盤からの展開、テンション爆上げ。2:20〜何何何〜!「アウッ!」とか「ワゥッ!」って叫んだ後、ドラムとギターがとんでもなく変態スリリングになる(褒めています)。覚醒。 歌詞は闇が深い感じで、演奏とのギャップがあって面白い。
7. May This Be Love
またもや、変態な…妖しげイントロ。温かい空気が流れ込む。のんびりしている。0:56〜このギターの音好き。大自然を散歩しているような気持ちになるドラム。ギターはもちろんだけど、ドラムの表現力にずっと驚かされっぱなし!1:59〜ギターがリゾート。イルカがジャンプしてる。浮かんでくる風景が変わり続けるからずっと楽しい。
8.Fire
人気曲で、Red Hot Chili Peppersもカバーしてるらしい(めっちゃやかましくて最高だった…)。ライブ音源のような熱量と興奮を感じる。ファンクのソウル。動き回っているベースが大変危険な音を出している。気になっちゃう…♡ハイテンションでウキウキ。ドラム暴れていて好き。
9.Third Stone from the Sun (US edition
spelling)
お洒落なメロディにモンスターみたいに加工された声が乗っている。0:33〜待って、水戸黄門かと思った。完全に「人生楽ありゃ 苦もあるさ」のメロディラインだった。エッ!?違いますか!?それを抜きにしても(?)演奏が格好良すぎる。中盤ジャズの即興セッションみたいに、凄く自由で混沌としていて爽快。ドラムが凄い。4:08〜ギターの音もやりたい放題で良い。お告げのような台詞。6:00〜後半からブリブリで、既に重機みたいな音だったギターが強烈ノイジーになる。有難う…
10. Remember
凄く耳馴染みが良すぎて、聴いたことある曲だと思ったけど恐らく聴いたことない。家に帰りたくなる。歌のアタック?アクセントの付け方がグイグイで素敵。やっぱりお歌、全然下手じゃない…!!後半ここから盛り上がりそう…ってところでフェードアウトしてお預け食らう。
11.Are You Experienced?
違うアーティストの曲が流れたかと思った。テープの逆再生の音なんだ…!不穏で吸引力のある音。ずっと後ろで逆再生している。こんな風に巧みに操れるんだ。ピアノの音も聞こえる。2:00〜逆再生とギターソロのコラボレーションがこんなにも格好いいなんて…。ひたすら「Are You Experienced?」と問われ、経験したのか自信無くなってくる。経験……したのかな。逆再生の音が時空超えてるみたい、風を感じる。壮大。Are You Experienced…?
Jimi Hendrix は、1966年にデビューしたアメリカのギタリスト。日本では「ジミヘン」の愛称で親しまれている。メジャーデビューからわずか4年ほどの活動期間で、多くのミュージシャンに多くの影響を与え、現在でも、ロック史上最高のギタリストと評価されている。本作は1967 年にリリースされたデビュー作。
「左利きでありながら右利き用のギターを逆さまにして構え、ギターを歯で弾いたり背中に回して弾いたり、ライブ中にギターに火を放ち破壊する」
ヤバすぎる。ギターを歯で弾くの1番見てみたい。
調べたら真似してる人の動画がいっぱい出てきた。
演奏技法もかなり独創的かつ斬新だったと言われて、名前がついたコードもあるのに、パフォーマンスもド派手なんだな〜
今回はオリジナルトラックのみのレビューでしたが、ボーナストラックの「Purple Haze」もイントロから格好良くて、ボーカルもセクシーで好きでした!
ジミヘンコード(E7(#9))で有名な曲!衣装も素敵。
調べれば調べるほど、ジミヘンが残したロック史に残る偉業は尽きない…!
ギターヒーローシリーズ一発目に、ジミヘンを聴けて良かったです!
次回は Ozzy Osbourne の『Blizzard of Ozz』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!
最後まで読んでくださり、有難うございました。