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《特別編》 RAYの『Camellia』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

本日発売日!

今回は《特別編》 RAYの『Camellia』を聴いてみた編をお届けします。

シューゲイズ、オルタナ、エレクトロなどをRAYなりに噛み砕いたバラエティ豊かな曲たちと、個性の立ったメンバーの歌声、愛を歌う歌詞。

眩しく、儚く、時にダークでエッジーに、今のRAYの全てが注ぎ込まれた渾身の一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.Overture
編曲 みきれちゃん

RAYのライブ前、登場する時にほぼ毎回流れる気合の入る曲。RAYの音楽性をギュギュッと詰め込みましたみたいな、ダイジェスト版みたいな感じがとっても好きだ…。この曲から始まることで、耳で味わうライブみたいにこの『Camellia』を楽しめちゃう!

2.秘密がいたいよ
作詞・作曲・編曲 ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)

RAYらしいシューゲイズ曲。勢いのあるドラムから始まるイントロ好き。イントロでも聞こえるギターのメロディが耳から離れなくなる。0:58〜ハタさんはメロディセンスが神がかっているけど、Bメロで神がかりがち。ナイスメロディアス。サビの歌詞「いたいよ」だけなの攻めてる。ライブだと「いたいよ」に対して「俺も〜!」ってコールが発生するの毎回ニヤニヤしてしまう。ライブだと本当に痛そうに体を激しく揺さぶっているので注目して欲しい!

3.フロンティア 
作詞・作曲・編曲 管梓(エイプリルブルー)

ア゛アアアアアーーーーーーー!!!!!!条件反射的に体が揺れてしまうイントロ。この曲、水色なんだよな。ジワジワとサビに向かって盛り上がっていく構成に「うんうんうん…うんうん!!」となる。歌詞にメンバーの名前が織り込まれているけど、そのさりげなさが美しすぎる。1:45〜間奏のズンドコで飛びそうになる。2:50〜ここからがヤバい。クラップ発生ポイント。どんどんクラップ音が早くなっていくの、高まりを抑えられる訳がない。陰にも寄り添うRAYなりのクラブ。3:21〜キタ〜〜〜!!!!音源みたいな低体温な良さもあるけど、ライブでは結構熱量込めて歌っていたりもする。「明日へ向かうのは誰のためでもなくて、それでもきっと生きること、それこそが愛(love)」という歌詞、胸が苦しくて破裂しそうになる。彫りたい。管さんの紡ぐ日本語の美しさファン。

4.ディス・イズ・ノット・ア・ラブソング
作詞・作曲・編曲 ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)

RAYで最も大人で色っぽい曲。ダンスも頑張って女性らしさを意識している。「ラブソング」って単語を選ぶ覚悟。シューゲイズと四つ打ちって合うんだ…って感動した。ハタさん曲の哀愁感って沁みすぎて怖い。1:25〜歌詞に「just like honey」が登場する。サビのメロディが好き。美。2:13〜このパート、歌っていていると切なすぎて滅びそうになる。4:11〜散々「ラブソング」と歌ってきたのに、最後の最後で「ディス・イズ・ノット・ア・ラブソング」って歌うの…ズルすぎ!?!?!(ここの自分の発音お気に入りです。)最後のピアノの音とノイズ、強烈な喪失感に襲われる。

5.KAMONE
作詞・作曲・編曲 青木ロビン(downy, zezeco)

「もうイントロからヤバいじゃんよ…」ってデモを貰った時に思ったし、「こんな凄まじい曲どうやってRAYのものにすれば…」って頭を抱えた曲。0:39〜好きです。ノイズのビリビリが超格好良い。RAYのメンバーはいろんな素敵な声が出せる。1:04〜この曲の内山はめちゃくちゃ神様みたいな声で歌っているので聴いて欲しい。こんな風に歌ったことない。こんな不気味アイドルソングあるんだね。歌えて嬉しい。ロビンさんの書く歌詞は本当に独特で惹きつけられて仕方がない。虜。3:15〜「雨みたい」の追いかけっこ最高。3:40〜さっきも神様だったけど、このラスサビで大神様になるので聴いてください。KAMONEは内山母が1番お気に入りらしい。

6.火曜日の雨
作詞・作曲・編曲 青木ロビン(downy, zezeco)

イントロ、爆撃?「RAY史上最もエッジーでオルタナティブとなった尖りまくりのアイドルソング」だそうです。そうだと思う。BOBOさんのドラムが衝撃的に格好良い。1:07〜サビでちょっと視界が晴れる感じ、行くところまで行ってしまった感が好き。ライブだと正気を保つのに必死。みんな神様みたいな声で歌っている。1:58〜本当に格好良すぎるから勘弁してください。こんな格好良い間奏…いいんですか…。2:10〜「汚れて、弾けて 泡。爆ぜて痛い 安いレモンティーを噴き出して笑ってさ。」の全ての歌い方が格好良い。歌詞で「嘔吐」とか出てくるの、ロビンさん、本当に…。3:15〜「青!」パートライブだとついに全員正気を失っているので見応えしかない。最後の最後までず〜〜っと格好良くて「?」。ギターがケンゴマツモト(THE NOVEMBERS)さん、ベースは中尾憲太郎(Crypt City, 勃殺戒洞, ex.NUMBER GIRL)さん、ドラムはBOBOさん…って未だにどういうことなのか分からない。楽器REC見学させてもらった際、「ファンの方々アベンジャーズすぎる!」って喜んでいた旨をお伝えしたら、どのキャラが誰に当たるのか話し合ってて面白かった…

7.読書日記
作詞 みきれちゃん
作曲・編曲 Mav(ex.For Tracy Hyde)

愛しています。RAYに入ってリズムが取れなすぎて初めて挫けそうになった曲。それでも愛している。変拍子って、最高(聴く分には)。曲の緩急とドラマチックな展開、有難う。1:30〜泣きそうになる。3:00〜激情。4:07〜「未完成を繰り返す物語、ただここで、ただいまを、優しく、間違って、生きること」←天才の歌詞。歌っている時かなり感情が荒ぶる。ライブ映像をご覧ください。4:40〜「さよなら」もヤバい。4:55〜激情II。本を開けて、閉じて終わる振り付けも良い。愛しています。

8.Lightwave
作詞・作曲・編曲 管梓(エイプリルブルー)

今って…夏?この曲を聴けばいつでもどこでも夏になる。爽やかで炭酸。1:02〜歌のメロディラインをなぞるギターの音夏すぎやしないか。1:15〜まだ夏になれるの?ってビックリするサビ。1:45〜「エナジードリンク」が入っている歌詞好き。RAYで「Hey Hey Hey」って歌う日が来ると思わなかった。「2:06〜ここの2人のハモリが好き。3:15〜無いはずの月9みたいな夏の思い出が走馬灯のように駆け巡るパート。冷静になるとそんな思い出はやっぱり無くて沁みる。4:00〜「Hey!!」って掛け声が可愛すぎる。RAYで「Hey!!」って掛け声をする日が来ると思わなかった。最後の最後まで夏。マブイ…

9.Bloom
作詞 小林もも(Couple)
作曲・編曲 永田涼司(Couple)

Coupleさんの作る温かさが好き。ポカポカで優しく包んでくれる四つ打ちポップス。優しくされると泣きそうになる。1:10〜眩しすぎて、自分なんかがこんな眩しい光を受けても良いのかと泣いてしまうサビ。サビのメロディ大好き。結果ずっと泣いている。2:04〜このパートお気に入り。2:30〜歌っている自分の周りをニコニコメンバーたちがクルクルと舞っているのだけど、「この景色死ぬ前に思い出せたら最高だろうな」と思っていつも歌っている。泣いちゃう。RAYは光。RAYは希望。

10.マテリエ
作詞・作曲・編曲 ishikawa(死んだ僕の彼女)

短すぎてあっという間に過ぎ去っていく。2分半とかしかない。疾走感。ishikawaさんの鳴らすピコピコ音のファン(違うアルバムですが「レジグナチオン」という曲でも聴くことができます)。1:06〜止まることを知らない勢いと、ギターの鳴き方GOOD…。疾走感に隠れている歌詞の不穏さがまた良い。本当にあっという間に聴き終わっちゃうからこの曲だけ3回くらい聴いた方が良い。

11.ため息をさがして
作詞・作曲・編曲 ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)

ブレスで歌い始めるの夢だった…夢が叶いました。AIが歌ったデモ音源で朝から引くほど泣いてしまった曲。AIに勝つことを目標に歌っている。1:10〜ハタさんの作るメロディ、美しくて切なくてどうなってるんだ。いっそのこと合唱曲にしよう。近い将来多分どこかの学校の合唱曲になるでしょう。3:45〜ストリングスの使い手すぎる。ベースに耳を澄ますと大変なことになる。4:30〜歌詞は読むと危ない。「ねえ、変わりゆくもの 変わらないもの 愛おしいよ」と私も思うので、歌っている時は共感しすぎないようにして、歌い終わってから共感するように心がけている。最後の「ピギィーーーーー」なノイズ愛してる。バラードで終わるの、そんなの、ねぇ…ズルいよね…泣



ブックレットも隅々まで注目して欲しい…青木ロビンさん曲2曲だけ、歌詞が縦書きなんです…泣 ぜひ実物をゲットして見てみてください…!!!

↓RAY公式のRAY紹介がめちゃくちゃわかりやすいので、ぜひ…!…私たちがRAYです!!!

===What is RAY?===
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでRingo Deathstarr、cruyff in the bedroomのハタユウスケ、For Tracy Hydeの管梓、死んだ僕の彼女のishikawaなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供を受ける。2020/5にはシューゲイザー、エモ、メロディックパンク、IDM、激情ハードコアなどを取り込んだ1stアルバム『Pink』をリリース。AppleMusicのJ-pop アルバムランキングで、フィンランド、ポーランド、スロベニア、フィリピンなどで1位を獲得したほか、世界各国でランクインするなど、国内外で大きな評価を得る。2022/1に恵比寿LIQUIDROOMで開催されたコンセプチュアルなワンマンライブは賛否両論を生みつつ大成功を収めた。2022/5にはコンセプチュアルな2ndアルバム『Green』をリリースした。2022/9に愛海、月海まお、紬実詩が加入し、現在5人新体制で活動中。2023/10には青木ロビン(downy、zezeco)、中尾憲太郎(Crypt City、勃殺戒洞、ex.NUMBER GIRL)、BOBO、ケンゴマツモト(THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。



これまで1stからRAYがアルバムを出すたびにここでもレビューしているのですが、毎度のことながら熱の入り方がヤバいですよね。

しょうがないよね、大好きなんだもん…RAY!

数々の名盤に心奪われ興奮してきたけど、RAYは自分の一部みたいなものだから…冷静ではいられないのです。

すみません…RAY、良いんですよ。

レビューを通して色んな音楽に出会ってきて、たくさん勉強して、それによってさらにRAYの音楽が好きだなって、RAYの音楽は良いぞ!って胸を張っていられることが心から幸せです。

ぜひ、聴いて欲しいです。

何はともあれ聴いて欲しいです。

とってもとってもよろしくお願いします!!


再びニューメタル/ラップメタルシリーズに戻ります!(情緒😸)

次回は Slipknot の『Iowa』を聴いてみた編をお届けする予定です。

最後まで読んでくださり、有難うございました。


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