SNSコンサルタントが最近考えていること、想い
SNS上に溢れる誹謗中傷や人種差別、SNS悪用による事件被害など、うんざりするようなニュースが毎日飛び込んできます。
このようなニュースを目にするたびに、SNSを安心・安全にかしこく使ってほしいという気持ちが増していきます。
また、SNSで常に繋がり続ける私たちは、SNS=生き方と勘違いしてしまうことがあります。
フォロワー数でその人の価値は決まりませんし、SNS上での振舞いが人生のすべてではありません。
生活者自身がこのことを認識し、自由な表現をするための世界を一緒に作っていく必要があります。
そしてこのことは、生活者だけではなく、企業・メディア・クリエイターたちも、SNSをコミュニケーション接点として活用するときに肝に銘じておく必要があります。
企業のSNSコミュニケーションに焦点をあてて考えてみると、フォロワー数やエンゲージメント数ありきのコミュニケーション、ブランド・商品の一方的なPRなど、生活者に寄り添わない発信は淘汰が進んでいくことでしょう。
そして、ポストコロナ時代において、企業は社会活動への貢献を強く求められていくことが予想されます。
実際に海外では、 #COVID19 のほかにも、 #blacklivesmatter #InternationalWomanDday #WorldOceansDay などについても、積極的に企業がSNSでstatementを発信→生活者が共感してシェア→さらにムーブメントを起こすサイクルが出来上がっています。
しかしながら、日本国内ではまるでタブーのように社会問題に関する発信は避けられているのが現状です。
ソーシャルメディアを楽しむ誰しもが、自由に表現し、
安心・安全に受発信できる世界をつくるには、
生活者への啓蒙、企業やクリエイターへの教育、
SNSマーケティング戦略からコミュニーケション戦術が必要だと強く感じています。
壮大で難しい課題だと思いつつも、これからも、ソーシャルメディアが人々の正しい購買/選定判断に貢献している未来を信じて取り組んでいきます。