藍色

星が瞬きうたいだすころ
あの日の公園で
優しい話だけを持ち寄って
ほら明日はこわくないよ

涙を瓶に詰めて色を付けるんだ
もう傷つけなくていい
花束みたいに抱えた痛みは海に流して

愛することがわからなくても
目や口やその手から溢れ落ちる優しさ
祈ってる 祈ってる

雲間から差すひかりに吸い寄せられるように
歩きだすんだ今
君が教えてくれた世界が救いになってる

水たまりに映る昨日を許して
空色の朝あくびをして深く息を吸う
ここにいる ここにいる

青藍のような眠りに就くころ
あの日の公園の
優しい記憶だけ夢の中で
きらきらと巡っていて

お守りにしてたその紐も手紙も
悲しみと一緒に燃やして
線路に一輪の花を置いて 大丈夫
暗闇から見上げる星空が綺麗なことを知ってる


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