1200文字小説「もっともつよい」
明くる日も、同じ、あの時の後悔を思い出す。
青色の折り紙の裏に書かれた拙い字を僕はじっと見つめる。視線を落とすと、また別に腹部が裂かれているみたいな薄水色の封筒から白い紙がまろび出ているのが見えた。
「委員長」と、凛とした呼ぶ声が聞こえた。声の先にメガネをかけた少女が立っていた。
先生が前に言っていたのを思い出した。「今や君は、プロジェクトのかなめだ。大いに期待しているよ」
「指示をいただけますか?みんなあなたに期待しています。必ず成功させましょう」僕はすぐに行く言うと